萩原朔太郎「猫町」は散文詩のような小説? | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「猫町」は萩原朔太郎、唯一の小説、

というより幻想的な散文詩といった作品。

 

 

初出は「セルバン」誌上で
   
1935(昭和10)年8月号。


画像は初版の復刻版。

 

現在ただいまの初版といってもいいようなモダンな装画です。

 

 

私が持っているのはこちら。

 

 

 

 

 

 

 

 

金井田英津子さんの画がたっぷり。

 

ページごとの活字の配列や

 

幻想的な画が

 

「猫町」に誘ってくれます。

 

 

 


『萩原朔太郎全集 第五卷』筑摩書房では、
   (1976(昭和51)年1月25日刊)

<散文詩風な小説ロマン>と副題となっています。



◆青空文庫で読むことができます。
   http://www.aozora.gr.jp/cards/000067/files/641_21647.html