萩原朔太郎「猫町」から
インスパイアーされた
西村朗作曲「猫町」、
現代声楽曲のスペシャリスト・
バリトンの松平敬により上演されました!
ピアノは中川俊郎。
草津ミュージックフェスティヴァル2021年
ヴォーカルコンサートの一部が
youtubeで公開されました。
(「猫町」は23分45秒~)
この「猫町」
第44回萩原朔太郎忌(2016年5月14日)で
<生>の演奏を聞くことができました!
そのブログはこちら
◆西村朗「猫町」、バリトン松平・敬委嘱作品で、
2015年12月14日初演され、今回が再演になる。
ピアノも渋川ナタリ。
真っ暗なステージ、
そっと忍び寄るようにバリトンが立ち、
猫の「フー」という音が闇を裂く。
ピアノが鋭角的な音を響かせ、
幻想的な猫町へ、そんな迷い込んだ町で、
朗誦、あるいは声、ファルセットで歌い継ぐ、
その緊密なこと。会場の<気>が
しずかに熱を持って満ちてくる。
テキストは朔太郎「猫町」の後半の詩文から、
西村により抽出され言葉。
ピアニストもピアノを弾くだけでなく、
猫の声あり、パフォーマンスあり、髪には猫耳。