アルヴォ・ぺルト新作「アダムス・パッション」 @NHK-BS プレミアムシアター | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

作曲家 アルヴォ・ぺルト

 

 

 

「アダムス・パッション」

アルヴォ・ぺルト80歳の新作を録画で観ました。

ぺルトはエストニア生まれ。

エストニアのタリンでの2015年に収録したもの。

 

このyoutubeをご覧ください。

 

https://www.youtube.com/watch?v=Weg9J5OGl1o&index=3&list=RDWeg9J5OGl1o




「アダムス・パッション」は舞台を伴った作品。

ペルトの音楽による抽象的、

象徴的な舞台が演じられます。

この印象的な舞台演出はロバート・ウィルソン。

シンプルでとても美しい舞台で、

役者にとてもゆっくりした動きをさせ、

幽かなその表情も、

手・指に籠もった内奥、

すざまじいほとの集中と緊張感、

それが曲の終わりまで続いて。

<静寂>そして<深淵>。


オーケストラは客席の後方、

合唱は上手にあって、

 

<ドラマ>を紡いでゆきます。




「アダムス・パッション」には

ぺルトのこれらの曲が使われています。

 「ゼクエンツァ」2015年新作


 「アダムの嘆き」(2011)


 「タブラ・ラサ」(1977)


 「ミゼレーレ」(1989)


<出 演>ミカリス・テオファヌス
       ルシンダ・チルズ ほか

 

<指 揮>トヌ・カリユステ

<演 出>ロバート・ウィルソン

<管弦楽>タリン室内管弦楽団

<合唱>エストニア・フィルハーモニー室内合唱団



収録:2015年5月12日 ノブレスナーファウンドリー(エストニア タリン)