1970年11月25日。
三島由紀夫、自刃。
この日を「憂国忌」というが、
これは右翼・政治的だからと
<奔馬忌>とすることも。
その三島が被写体になった細江の『薔薇刑』。
この画像は「新装版」1971年刊。
ボール紙の外装のなかに、画像↑があり、
開いた内側に横尾忠則の画がびっしり。
縦横39×53
ページをめくったところに
三島の<双眸が薔薇>といった一葉が
金属板で置かれている。
Ⅰ 海の目 (横尾の挿画3葉)
Ⅱ 目の罪
Ⅲ 罪の夢
Ⅳ 罪の死
Ⅴ 死
の章立て。
数年前、細江の写真展でこの原版の写真を見ましたが、
この本のほうが、写真を大きくあつかっています。
ウキペディアでは以下に。
『薔薇刑 新輯版―細江英公写真作品』
(集英社、1971年1月30日) 28,000円
撮影:細江英公。
被写体:三島由紀夫。
協力モデル:江波杏子、土方巽、元藤燁子、ほか
装幀・装画・レイアウト:横尾忠則。
題簽:三島由紀夫。
A3変型判。104頁。
天鵞絨装、布帙、段ボール外函。
序説:三島由紀夫「細江英公序説」。
付記:三島由紀夫「新輯版 薔薇刑について」。
三島の2つの文章は、
横組みでそれぞれの英訳と交互に掲載。
また、章見出し・目次・収録文章のタイトルに三島自筆文字を使用。
口絵写真1葉(ステンレス板貼付)
「海の目」「目の罪」「罪の夢」「夢の死」「死」の五章からなる。