関容子『中村勘三郎楽屋ばなし』 本の紹介&朗読 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

関容子『中村勘三郎楽屋ばなし』(文藝春秋)

聞書きの第一人者・関容子著。



十七代勘三郎の楽屋へ通い、

五年がかりで纏められた労作。

勘三郎の軽妙な語り口、

そのたくわえられた芸談、

名優にして愛嬌のあるお人柄がしのばれる、

いえ、いっしょに楽屋でお話をうかがっているような。

その肉声が聞えてくるような著作。

どうぞ手にとってお読みになってください。


私が十七代をじっさいに観た数少ない舞台では

哀切な「四谷怪談」のお岩、

珍しいところではストレートプレイの

 

「フィガロの結婚」が眼に残っています。

表紙の装画(小松崎邦雄)には十七代の当たり役がずらり。

ああ、観たかった。

 




◆十八代中村勘三郎による朗読『中村勘三郎楽屋ばなし』

https://www.youtube.com/watch?v=f41506i1LqQ&app=desktop
https://www.youtube.com/watch?v=C6j2yq81kT0&app=desktop


若かりし十八代(当時勘九郎)による朗読(抜粋)が

youtubeにアップされているとのこと。

それがこちら。