夏の霧・なつのきり 水を恋う咽喉いっぱいの夏の霧 掌 ◆夏の霧・夏霧(なつぎり)霧といえば秋の季語であるが、山地や海辺では夏の霧が発生する。大気中の水蒸気の量が多く、対流が盛んになるため、山地に多く、海辺は気温と水温のもっとも多くなるので多い。盆地でも八月に入ると霧が多くなる。 青柳志解樹 『大日本歳時記』より