『心に残る三国志の言葉』小松健一著 @本の紹介 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。



三国志



小松健一著『心に残る三国志の言葉』
新潮社 2015年8月刊

写真家・小松健一による「三国志」の英雄たちを追った写真紀行。
壮大な中国大陸6万7千キロをこえる旅をしたという。、
かの劉備・関羽・張飛の「桃園結義」、
官渡・夷陵・赤壁の闘いを経て、
諸葛孔明が五丈原で没するまでを追う。

その英雄たちの言葉が各場面ごとに
写真とともにおかれる。
原文、書き下し文、訳がレイアウトをかえてあり、
みやすいのがうれしい。

ひさびさに「赤壁の詩」が賛になっている、
軸をかけてみようか、と。



小松さんには「月球儀」6号での特集
「見果てぬ夢よ 風よ 雲よ  探検家 矢島保治郎」
の書き下ろし写真紀行を。



◆新潮社 ホームページ

英雄たちの生き様を追って
中国大陸6万7千キロを踏破した、壮大な写真絵巻!

「不求同年同月同日生 但願同年同月同日死」
……劉備・関羽・張飛の「桃園結義」で幕を開け、
官渡・夷陵・赤壁の闘いを経て、諸葛孔明が五丈原に没するまで、
物語の舞台となった中国の大地を完全踏破!

原典から四〇の名場面を選び、
生死を分ける局面で英雄たちが遺した心揺さぶる名言と、
現地の写真、旅紀行で綴る写真新書。



◆小松/健一
1953(昭和28)年、岡山県に生まれ、群馬県に育つ。
近代文学、作家の原風景をモティーフにした日本人の暮らしと風土、
沖縄、環境問題など社会的テーマを追う。
また厳しい大地の中で自然と共生する民族の撮影を
ライフワークに地球巡礼をしている。
1999年『雲上の神々 ムスタン・ドルパ』(冬青社)で
第2回飯田市藤本四八写真文化賞、
2005年『ヒマラヤ古寺巡礼』(インデックス・コミュニケーションズ)で
日本写真協会賞年度賞受賞。




書評はこちら「波」9月号
  https://www.shinchosha.co.jp/shinkan/nami/shoseki/339271.html



月球儀6
    「月球儀」6号