萩原朔太郎記念館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

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第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


朔太郎書斎、土蔵、離れ



陽射しのあたたかな日曜。
前橋敷島公園にある薔薇園に
萩原朔太郎記念館がある。

土蔵、書斎、離れ座敷を復元移築。
とくに土蔵は1945年8月5日の前橋大空襲で焼け残こり、
朔太郎の原稿や書簡など貴重な資料があった。
書斎には北原白秋、室生犀星などがつどって。

先月からふたたび公開されている。


朔太郎


11月1日、朔太郎(1886~1942)の誕生日。
生誕129年になる。



萩原朔太郎記念館


萩原朔太郎記念館 ホームページ

◆土蔵

離れ座敷から庭を望む左手にあって、
全体の敷地からすると南東のすみに位置していた。
このため、表通りからはっきりと見えた。


◆書斎

生家の裏庭にあったもので、
元来は味噌蔵として使われていたものであるが、
大正2年秋に工事をはじめ約3か月を要して
書斎に改造したものである。
インテリアは西洋建築風に統一され、
装飾や家具類の様式は、
当時の前橋としては極めて先端的なものであった。
これは朔太郎自身の考案によって整えられたものである。


◆離れ座敷

母屋と接続する渡り廊下で結ばれた純和室で、
8畳の部屋と床の間を配し、円窓のある部分には違い棚がある。
母屋からの渡り廊下に近いところには水屋があって、
全体が萩原家の客室としての感じになっている。
この部屋からは築山をあしらった立派な庭園が眺められ、
池が造られていた。
この池は、「萩原朔太郎記念館」の整備に伴って、
離れ座敷の移築とともに当時のままに復元されている。

生家跡

萩原朔太郡の生家は、
前橋市北曲輪町(きたくるわちょう)69番地
(現・千代田町二丁目1番17号)にあった。
父密蔵は名医として信望篤く、
一時期は患者に整理札を出すほどであったという。