「懐かしい日本のしらべ」 @新町文化ホール | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

懐かしい日本のしらべ



「懐かしい日本のしらべ」~日本歌曲を楽しもう~
このコンサートを新町文化ホールで聴いた。

このホール、行くのは初めて。
公共の乗り物でということで電車&徒歩。

Ⅰ部は日本の名歌集、
メゾソプラノ・天田美佐子により

・荒城の月
・母
・くちなし
・小諸なる古城のほとり

お客様、大喜びで「小諸なる」では
ぐっと身を乗り出したよう。

このコンサートの企画、構成、ピアノ、指揮を塚田佳男。
司会をしながら進めるの。
今日のどちらかというとコンサート慣れを
していない方にもじつにやさしい。

公募と翔の会のコーラス。指揮、塚田佳男。
 ~四季に寄せて~

身近な方が出ているのか、
会場はさらに和やかな雰囲気。
ピアノはいつもいっしょに演奏をしている中島章恵。

・花、
・朧月夜、
・夏は来ぬ
・夏の思い出
・小さい秋
・里の秋
・冬の星座
・雪のふるまちを

第Ⅱ部は~日本の名歌集Ⅱ

再びメゾソプラノ・天田美佐子、
ピアノ塚田佳男

・お六娘
・秋風の歌
・秋の野
・落葉松
・舞

「お六娘」、なんとくっきりと村の男たちの
<お六ちゃん>をめぐっての
やりとりがチャーミングに歌われることか。

極めつきは「舞」、
六代目菊五郎の「娘道成寺」をみて感激した深尾須磨子の詩に
橋本国彦が日本の双方なども取り入れ、
駆使しピアノで表現した大曲。
「海外で演奏して、大喝采はくす曲」、
「歌い手も、ピアノも倒れるくらいに
心身ともにたいへんな曲です」と塚田。

緻密にして、
骨格の確かな「舞」を聴いた。

凄い曲の後は「皆さんで歌いましょう~!」
で、お客様をほぐす。
「小さい秋」の「あ」をもういちどしっかり発音を、
との指導付き(笑)。

満員のお客様も大満足の
とても雰囲気の良い、
あたたかなコンサート♪