いかにも禍々しい、この姿。
代表的な食虫植物の<靫葛・ウツボカズラ>。
虫を捕らえ、こおれを養分として
取り入れているのだとか。
◆花図鑑より
靫葛(ウツボカズラ) はウツボカズラ科ウツボカズラ属(ネペンテス属)の
常緑蔓性低木である。
原産地は東南アジアなどである。
代表的な食虫植物で、壷状の袋に落ちた虫を消化して栄養にする。
生育している場所が十分な栄養のとれない環境なので、
足りない養分を虫を食べて補っているのである。
樹高は1~2メートルである。
葉は楕円形で、互い違いに生える(互生)。
葉は薄い革質である。
葉の先が細長く伸び、その先端に壷状の捕虫器をつける。
雌雄異株で、雄花と雌花は別の株につく。
花は小さく、目立たない。
名の由来は、壷状の袋を靫(矢を入れる筒状の容器)に
見立てたものである。
日本では、観賞用として温室栽培されている。
.