今日の兜太 @高崎兜太句会 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

兜太

金子兜太95歳、
今日もお元気に登場。

先日11日(土)の「海程」東京例会でも
講評など絶好調なこと。
この日は兜太句がぶっちぎりの最高点
(まったく点の入らないことも)。

  
  月に眠り紫苑に朝の眠り託す     兜太



兼題「梅雨」。
この季節に(!?)と思われる出でしょうが、
句を3ヶ月前に提出しているのでこんなことも。
ここ兜太句会では俳句は季節の詩ではないのかも(笑)。

兜太「今日は良い句が多いな。
この『梅雨』という兼題を出したのが良かったんだ」

自由句の問題作がこれ。

   八月の影より影を手渡され

25人のメンバーで採った人3人、
問題作としたひと6人。

・雰囲気が好き。
・惹かれるが具体感がない。
・映像化しにくい。
・八月は6日・9日・15日など想いをこらす日が多く、
 それらから「影」が思われる。
・ミステリアス。「影」から「影」を「手渡す」という言い方がいい。

兜太評
・八月は6日・9日・15日とあり、さらにお盆があって、
 死者・たましいを思い起こさせる。
 「影」をもっと具体的に。


ブログ8月15日に載せた句。