2013年9月、
ミラノ・スカラ座日本公演「リゴレット」を
ETVで放映。
レオ・ヌッチの「リゴレット」が聴けるとは!
年老いた父親の、
唯一の希望である娘・ジルダのこと、
身体が傴僂(せむし)であることで、
道化とならざるえない、
その懊悩が
ヌッチの深い歌唱、
陰影が彫琢される。
ジルダ・ コロラチューラが冴える。
重厚な美術・衣装、演出も正統派といおうか、
読み替え演出がにがてな観客に支持されるのでは。
◆出演
リゴレット:レオ・ヌッチ
ジルダ:エレーナ・モシュク
マントヴァ公爵:フランチェスコ・デムーロ
スパラフチーレ:アレクサンドル・ツィムバリュク
マッダレーナ:ケテワン・ケモクリーゼ
◆指揮:グスターボ・ドゥダメル
◆演出:ジルベール・デフロ
再演演出:ロレンツァ・カンティーニ
美術:エツィオ・フリジェリオ
衣裳:フランカ・スクァルチャピーノ