どんなイメージでしょうか?

許六画。
おくのほそ道に出立するところ。
「ああ、そういえば」と思われるかも。

英一蝶の芭蕉さん。

あの北斎の「芭蕉」
「北斎漫画」のなかの「芭蕉」。
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◆ 許六
本名森川百仲。別号五老井・菊阿佛など。
「許六」は芭蕉が命名。
一説には、許六は槍術・剣術・馬術・書道・絵画・俳諧の
六芸に通じていたとして、芭蕉は「六」の字を与えたのだという。
彦根藩重臣。桃隣の紹介で元禄5年8月9日に芭蕉の門を叩いて入門。
画事に通じ、『柴門の辞』にあるとおり、
絵画に関しては芭蕉も許六を師と仰いだ。
芭蕉最晩年の弟子でありながら、
その持てる才能によって後世「蕉門十哲」の筆頭に
数えられるほど芭蕉の文学を理解していた。
師弟関係というよりよき芸術的理解者として
相互に尊敬し合っていたのである。
『韻塞<いんふさぎ>』・『篇突<へんつき>』・『風俗文選』、
『俳諧問答』などの編著がある。
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◆英 一蝶
名は信香。字は駿。俳号は暁雲。
別号は朝湖・牛麿・狩林散人・旧草堂・隣樵堂・一峰閑人など。
承応元年(1652年)~享保9年(1724年)。
大坂(大阪)生まれ。
多賀伯庵の子。江戸前・中期の画人。
15歳で父に従って江戸に出て、
狩野安信に入門するが、のち破門。
元禄11年(1698年)幕府の忌諱にふれ、
三宅島に流刑。
宝永6年(1709年)許されて江戸に戻り、
英一蝶を名乗る。