「古都鎌倉と近代実術」 @神奈川近代美術館 鎌倉別館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。


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神奈川近代美術館 鎌倉から歩いて5分ほど、

別館がある。


「古都鎌倉と近代美術」

昨年に収蔵された作品の展示。

ホームページによると

「日本で最初の公立近代美術館として1951年に開館した

神奈川県立近代美術館は、鎌倉という土地と、

そこに暮らす多くの文化人と深いかかわりを持ち、支えられてきました。


「古都鎌倉と近代美術」展では、

「武家の古都・鎌倉」の世界文化遺産登録に向けて、

当館の所蔵作品から朝井閑右衛門や斎藤清、伊東深水など

鎌倉にゆかりの作家の作品を紹介することで、

古都鎌倉と近代美術の関係を再考します。


「新収蔵作品展」を開催し、2011年度に当館に収蔵された

ジョルジュ・ルオー、上村松篁、砂澤ビッキなどの作品と合わせて、

北川原コレクションとして新たに加わった

藤田嗣治の《キキ・ド・モンパルナス》を初公開します」。



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思いがけず、砂澤ビッキの彫塑とスケッチを

見ることができた。

30センチくらいの木彫、なにかリズミカル。


ルオーの小品が5点ほど。


藤田の「キキ」。

フジタのこの絵はデジャ・ヴュのかと思れるほど。

白磁のような肌合いは艶やか。


館所蔵の淡い肌色をした「二人の裸婦」もあわせて展示。

サフォーの裔のようなふたり。

色彩はあわあわしているが、線が思いのほか強く、

金髪の遠くにむけた視線はきびしいく、

うっとりとして閉じたまなこの女は上体をあずけているに

脚を踏みしめているよう。


高田博厚のトルソーの重厚な存在感。


これも9月9日まで。



   朝井閑右衛門「祭Ⅰ 狐」


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