日本画家・塩原友子展   @群馬近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

http://www.mmag.gsn.ed.jp/exhibition/glass.htm
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<日本画家・塩原友子の世界>


● 2011年12月23日~2012年1月29日


● 群馬県立近代美術館
  2階展示室7 山種記念館



日本画家・塩原友子(1921年~)は前橋出身。
90歳を超える。


「平明で温雅な画風から出発しましたが、

曼荼羅の幾何学的な再構成や、

西洋近代絵画の表現を取り入れる試みなど、

多種多様な技法、画題によって日本画の枠組みに

とらわれない作品を制作しています」

と館の紹介にあるように、

「赤城山曼荼羅屏風」、「榛名山曼荼羅図屏風」
日本画として端正といえる作品。
これら線がとてもゆるぎなく、つよい。


画像は「わがこころ」塩原友子の著作の表紙。
古代中国の神仙思想や仏教的な作品に

「玄」や「日月曼荼羅」。

「日月曼荼羅」の色彩の鮮やかなこと、
幾何学的な円の諧調が躍動しつつ、ゆるがない。


「鯤」、これは「こん」とよむのでしょうか?
183×550の巨大な抽象画。


なかなか見ることができない作家の作品に
会えたのはうれしい。


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常設展の他に「群馬のガラス展」若手の作家の展示を開催中。

岩瀬直子の情感のある少女や兎、
ガラスの質感がいきているよう。

http://www.pref.gunma.jp/houdou/c4300073.html