「陶酔のパリ・モンマルトル 1880-1910 @群馬近代美術館 | 「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

「月球儀」&「芭蕉座」  俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

第四句集『月球儀』
「月球儀」俳句を支柱とした山本 掌の個人誌。

「芭蕉座」は芭蕉「おくのほそ道」を舞台作品とする
うた・語り・作曲・ピアノのユニット。
    



俳句を金子兜太に師事。「海程」同人・現代俳句協会会員。

「月球儀」&「芭蕉座」                          俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ-シャ・ノワール




群馬の森、群馬近代美術館へ。
雪そして雨なので、
閑散としているかと思ったら、それなりに入っている。


展示も面白く、
さまざまなポスター類。
キャフェ・コンセールのように、
そこには先日のコンサートで使われた
プレイエル・ピアノも置かれている。


「シャ・ノワール(黒猫)」で行われた
影絵芝居の銅板はもとより、
「聖アントワーヌの誘惑」が映像で見られ、
<声>は絞ってあるが流れている。
影絵では他に「象」も上映。


ロートレックのポスターがやはり、眼を引く。
ロートレックの生地アルビには滞在したので
ことのほか懐かしい。
手持ちのポスターを飾ろうかな。


キャバレーのもつ官能的だったり、
猥雑な雰囲気はこういう空間ではでないものの、
なかなか楽しい展示。


3月25日(日)まで。


$「月球儀」&「芭蕉座」                          俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ-「黒猫」の内部


「シャ・ノワール(黒猫)」の内部、
  影絵芝居の舞台/フォト・レリーフ 1893年




 <美術館のホームページ>

1880年代の初頭のモンマルトルで、フランス地方都市シャテルローの
ブランデー業者の息子で画家のロドルフ・サリスが
新進の芸術家が集う店を発案し、
当時人気のあったエドガー・アラン・ポーの小説の題をとって
「黒猫(シャ・ノワール)」と命名しました。


1885年には華々しい祝賀パーティーとともに
新生キャバレー「黒猫(シャ・ノワール)」が開店、
そこには、前衛画家、文学者、ミュージシャンに加えて
パリ上流社会の人々も集まるようになり、
以後10年に渡ってキャバレー「黒猫(シャ・ノワール)」は
パリ社交界の名所のひとつとなったのです。
 
本展は、キャバレー「黒猫(シャ・ノワール)」を中心として、
世紀末からベル・エポックのパリにおけるカフェ・コンセールや
キャバレーで展開された展覧会、影絵芝居、コンサート、
サーカスなどの娯楽や興行を描いた絵画や関連するポスター、
公演プログラム、雑誌、写真、上映資料等184点により、
キャバレー文化と娯楽という視点から、
19世紀末から20世紀初頭にかけてのベル・エポックにおける前衛芸術、
大衆芸術を横断的にとらえる初の展覧会です。




$「月球儀」&「芭蕉座」                          俳句を書くメゾソプラノ山本 掌のブログ

 ボナール「快楽の女王」