いつか、再び小笠原へ
1月7日から約1カ月。いい空、いい海、いい人たちに出会い、
いろいろなことを教えてもらいました。
空港がなくても、世界遺産になろうとなるまいと、、
人も自然もあったかいところでした。
良さん、チカさん、万ちゃん、海美ちゃん、なみちゃん、
ハル君、そして市さん、よーさん、
ありがとうございました。
レベルアップしてまた来ます!
ラム酒
母島に来たのは、どうしても見てみたいところがあったからです。
小笠原ラム・リキュール㈱・・・ラム酒の製造工場です。
かつて、小笠原ではさとうきびから「糖酎」というお酒をつくっていました。
各家庭で桶にモロミを仕込み、昔ながらの蒸留方法で
味わいも家ごとに違っていたそうです。
戦争中、強制疎開させられた人々は、そのお酒が入った甕を
畑などの土中に埋めて、帰ったら飲もうと思っていたようですが、
戦後戻れなかった人々もおり、近年でも、宅地造成や道路工事の際に
土中に埋もれていた甕が出てきたとか、割れてしまって、その辺りが、
かぐわしい香りに包まれることが度々あったそうです。
当初このラベルで発売しようと試みたそうですが、
酒税法の関係から「酎」は「焼酎」にしか使えないこと、
また、あきらかにラム酒だということで、お上の許しは
出なかったとのこと。しかし、18年熟成の「糖酎」は
お土産としてだけでなく”島の方に愛飲される酒”を
目指して試行錯誤されていました。