「南極のペンギン」高倉健 著 唐仁原教久 画
高倉健の語る撮影やプライベートの旅の思い出話。
さまざまな体験から汲み取ったことを、子どものために
書き記したという絵本。
「沖縄の運動会」「アフリカの少年」「北極のインド人」など。
特に「奄美の画家と少女」に登場する画家は、
奄美大島で没した画家”田中一村”のこと。
以前、奄美の田中一村記念美術館を訪れたことがある。
奄美の自然を愛し、大島紬の染色工として働きながら、
晩年はひっそりと清貧の中で絵を描き続けた。
日本のゴーギャンとも言われる。
作品「アダンの木」は中でも圧巻。