移植後の妊娠の時期について | 馬車道レディスクリニックのスタッフブログ

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こんにちはにっこり

 

今日は、培養士面談や、移植胚の説明時によく質問を受ける、

何日後に妊娠するんですかはてなマーク

について、説明します指差し気づき

 

 

当院での体外受精では基本、受精卵を胚盤胞期まで培養し、

一度凍結を行ってから、改めて融解胚移植を行っています。

胚盤胞は、自然妊娠でいうところの排卵から5日目くらいの胚ですので、

同様の時期に胚移植を行います鉛筆

 

移植後、胚盤胞は自ら透明帯(胚の殻にあたる部分)から脱出し、

翌日には子宮内膜に付着します、ですがその状態はまだ着床とは言えません電球気づき

 

そこから、6日間くらいかけ成長を続けながら、徐々に子宮内膜に潜り込み

母体の血管から、栄養をもらうようになります。ここまで来て着床といえますニコニコキラキラ

 

着床が進むにつれて、hCG(じゅう毛性性腺刺激ホルモン)というホルモンが分泌されはじめますので、

妊娠検査ではhCGの値をみて妊娠の判定をしていますふんわりリボン

 

 

移植後、妊娠したか気になりすぎて何度もご自分で妊娠検査をされる方がいますが、

あまり早い時期に検査をしても十分なhCGが分泌されないと判定が陽性にならないこともあります。

 

このような事から、

自己判断せず、指定された来院日にクリニックでの判定をお願いしておりますハート