馬車道レディスクリニックのスタッフブログ

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スタッフからの情報を更新していきます。

皆様のたくさんの笑顔にで会うために・・・


「馬車道レディスクリニック」は2001年に私の地元であるここ横浜で開業しました。

開業以来、一万人以上の患者様が受診され、5000人以上の方が無事妊娠し、当院を卒業されています。「不妊」の悩み・不安・ストレスからの解放、妊娠への手助けが出来る様、心のケアを含む広い範囲での思いやりのある治療に努めております。患者様ひとりひとりの生活習慣が違うように、治療の内容や方針もまた違ってきます。患者様に納得し理解していただきながら「医師及びスタッフも患者様の一緒に治療していく」という気持ちを常に心がけております。

これからも皆様に宝物が授かる様、たくさんの幸せあふれる笑顔に出会う為、「高度で最新の技術の提供」と「ひとりひとりに合ったストレスのない治療」をモットーに頑張っていこうと思います。

                                    院長 池永 秀幸

 

 

こんにちはびっくりマーク

いきなり冷えてきて冬を感じるようになってきましたねにっこり雪の結晶

みなさま暖かくしてお過ごしでしょうか手袋

 

 

今回お話させていただくのは、ホルモンについてですにっこり花

 

 

まずは、みなさんが普段採血をして測定しているホルモンについて説明しますセキセイインコ青キラキラ

 

 

黄体形成ホルモン(LH)

脳にある下垂体から分泌される。

卵巣に働きかけ、卵巣での排卵や黄体の形成を促す。

 

卵胞刺激ホルモン(FSH)

脳にある下垂体から分泌される。卵巣に働きかけ、卵巣の卵胞を発育させる。

 

エストロゲン

エストロゲンを代表する成分がエストラジオール(E2)卵巣から分泌される。子宮内膜を増殖させる作用がある。

 

プロゲステロン(PRG)

卵巣から分泌される。子宮内環境を整えて妊娠の成立と維持に重要である。基礎体温を上げる作用もある。

 

プロラクチン(PRL)

脳にある下垂体から分泌される。乳汁分泌作用がある。

 

テストステロン(TES)

アンドロゲン(男性ホルモン)の一つ。卵巣から分泌される。女性でも分泌されているが過剰な場合には排卵障害の原因となる。

 

 

 

次に月経周期とホルモンの関係についてですセキセイインコ黄キラキラ

 

下の図は、28日型の月経周期のホルモンの変化と基礎体温を表したものです下矢印

引用「i-wish ママになりたい 元気な卵子を育てよう!」17ページ

 

 

あしあと月経期

卵巣からのホルモン分泌が低下して月経になると視床下部から分泌されるゴナドトロピン放出ホルモン(GnRH)により、下垂体から卵胞刺激ホルモン(FSH)が分泌される。

 

あしあと卵胞期(子宮内膜増殖期)

卵胞刺激ホルモン(FSH)は卵巣を刺激し、発育した卵胞からエストロゲンが分泌され子宮内膜が増殖する。

 

あしあと排卵期

卵胞が成熟しエストロゲンの分泌がピークに達すると、下垂体はLHサージと呼ばれる黄体形成ホルモン(LH)の大量分泌を行う。LHの上昇が始まって36時間程度で排卵する。

 

あしあと黄体期(子宮内膜分泌期)

黄体形成ホルモン(LH)は排卵を促すと同時に卵胞の黄体化を指令する。

黄体から分泌されるプロゲステロン(PRG)は子宮内環境を整え妊娠準備状態を作り、同時に体温は高温になる。

 

あしあと月経期

黄体の寿命は2週間で、プロゲステロン(PRG)分泌が終わり基礎体温は低下し、厚くなっていた子宮内膜ははがれ月経となり①に戻る。

 

 

 

このように、卵の成熟に必要なホルモンや妊娠で重要なホルモンというのは異なるため、ホルモン値を測定することによって今のからだがどういう状態なのか知ることは不妊治療では大事なのですおやすみキラキラ

 

 

次回は、胚移植についてお話しする予定ですニコニコ飛び出すハート