グルテンフリーで体調は良くなる?
甲状腺の情報発信を始めた当初、私の関心を引いたテーマのひとつが「グルテンフリー」でした。
橋本病やバセドウ病などの自己免疫性甲状腺疾患では、「グルテンを抜くと体調が良くなる」といった話をよく耳にしました。実践している方も大勢いました。
ところが、私は根拠となる研究の論文を読んだことがなかったのです。
グルテンフリーの甲状腺への影響力
有名で影響力のある食事法であればこそ、
「甲状腺に対してどのような影響力があるのか」
「誰にでも勧めて良いのか」
その答えを知りたいと思いました。
根拠を探して
私は時間をかけて、国内外の論文や医学誌を調べました。
「橋本病」「グルテンフリー」「自己免疫疾患」──
あらゆる組み合わせで検索を重ねました。
けれども、見つからなかったのです。
グルテンフリーの根拠になる論文
橋本病やバセドウ病の方に、グルテンフリーを勧める明確な根拠を示す研究は存在しませんでした。
このとき、私は「あるはずのものが、ない」という事実に立ち尽くしました。
健康情報の世界には「誰かが言った」ことが独り歩きし、
やがて「常識」となっていく怖さがあります。
だからこそ、科学的な裏づけを丁寧にたどることが大切だと、改めて感じました。
グルテンフリーが必要なケースもある
もちろん、すべての人にグルテンフリーが不要というわけではありません。
セリアック病という自己免疫疾患を併発している場合、
グルテン(小麦などに含まれるたんぱく質)を摂取すると腸に炎症を起こすため、
この場合は医師、管理栄養士の指導のもと、厳格なグルテン除去が必要です。
けれども、甲状腺疾患単独でグルテンフリーが有効であるという証拠は、現時点ではありません。
”やめる”ではなく、”確かめる”
私の栄養カウンセリングを受ける方の中には、
「ずっとグルテンフリーを続けてきました」という方が多くいらっしゃいます。
流行の影響やSNSの情報を通じて、「食べないほうが良い」と信じてきた方々です。
けれども、「大丈夫ですよ、気にしなくて」とお伝えしたところで、安心できない方も多いでしょう。
だからこそ、栄養カウンセリングに「確かめる」ためのグルテンフリーコースを設けました。
自己流ではなく、正しい手順で確認し、
実際にグルテンの影響があるかどうかを一緒に判断するためです。
もし影響がなければ、安心して日々の食事を楽しんでほしい――。
そんな願いから生まれた取り組みでした。
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