バセドウ病や橋本病・甲状腺機能低下症の治療開始直後から体調が落ち着いてくるまでの間に、多くの方が一度は考える「病院や医師との相性や信頼関係」について。今日は私のケースについて治療3年間を振り返ってみました。
通院を繰り返すなかで、主治医に対する考え方が「期待」⇒「不安」⇒「信頼」と、私の中で2転3転する機会がありました。色々なことがありましたが、すぐに思い出せる範囲でピックアップ。
管理栄養士のAcco MUKAWAです。はじめまして!の方はこちらで自己紹介ページをご覧頂ければ幸いです。
治療開始当時、私の不安をあおったできごと。
1. 治療開始直後は高血圧、頻脈、息切れがあったためにβブロッカーを処方されていました。少ししてβブロッカーは不要と言われた後も息切れが続いたこと。これに対し、私➡「息苦しい」主治医➡「関係ない!」のやりとりを繰り返した件。
関係はないのに、なぜ息切れは続くのか?不安があったにも関わらず、つきはなす様な返答を何度もされ、信頼が揺らいだ。
2. 甲状腺ホルモン値が下がらない時期が長く続いた時。主治医➡「効きが悪いようなのでもう少し増やしますか?」
内服量を増やすかについては、蕁麻疹やその他の副作用がひどくなる恐れもあったので、私の希望を聞いて下さったただけのことでした。それなのに、「何で私に判断をゆだねるのか(怒)」と思ってしまったわけです。
今となってはどれも冷静に解釈できますし、決して突き放されてもいません。しかし、当時の私は、ささいな不安の積み重ねによって、大きな不信感を抱いてしまったようです。
このまま通い続けるか悩んでいた時、「主治医を信頼してこのまま通院を続けよう」と思い直すできごとが、一転して何度も訪れました。
信頼を回復したできごとについても、いくつかあるのですが、特に印象的なものを1つだけ。
それは、婦人科の診察を希望した際、紹介して下さると同時におっしゃった主治医の一言。
「○医師にいろいろ相談すると良いですよ」と。
いつも「関係ない!」と切り捨てるような返答(あくまで当時の私の感じ方です)をしていたものの、こちらが色々悩みを抱えているのは分かってくださっていたようです。
このたった一言で、
「ほんとうにちゃんと診てくれているのかな」➡「忙しそうだけれどしっかりと患者のことを把握して下さっている」
と、主治医への見方が変わりました。
さらに冷静になると、甲状腺疾患を全身疾患として捉え、とてもよく診てくださっていることがよく分かるようになりました。端的な言葉の端々に説得力があります。
感じ方、考え方は人それぞれです。ドライな対応の方が好きな方もいますし、親身になって聞いてくれる方が安心できる方もいらっしゃるでしょう。
甲状腺疾患は治療が長期に渡ります。その中で、自分と相性の良い病院や医師と出会えることも、治療を安心して受ける上で大切なことだと思います。
甲状腺疾患は心理的な負担も大きいので「安心感」はとても大切な要素だと思います。
私の場合は、主治医の対応は何も変わっていないのだけど、私自身の体調が落ち着いたことで、主治医に対する見方・感じ方が変わったというケースです。ほんの一例としてご参考までに。
というわけで、婦人科にかかった際、主治医に対する不安な気持ちを初めにお話してしまいました(笑)主治医が○医師にいろいろと相談して良いとおっしゃったので。(もちろん、不調に関する内容が絡んでいたためなのですが。)
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