味覚障害と外出自粛 | 甲状腺と予防栄養学の管理栄養士Acco MUKAWAの「栄養カルテ」

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バセドウ病・橋本病のダイエットと体質改善のための食事療法

お家時間、皆さまはどんな風に過ごしていますか?

 

私はもっぱらお料理を楽しんでいます♪

 

©Acco MUKAWA お家時間が増えた時に気を付けたい栄養素のこと

ところで、新型コロナウイルス感染症の自覚症状に「味覚障害」があげられています。

 

感染した全ての方におこる症状ではないようですが、自覚症状があったとの声も聞きます。

 

味覚障害の主な原因の1つに栄養不足があります。

 

その中でも「亜鉛」というミネラルの不足は味覚障害を起こすことで知られています。

 

ここで語弊を与えないように先に断りを入れておきます。

 

「何か特定の栄養素が特別な効果を発揮することはありません。」不足していない栄養素をこれが効くと信じて多量に摂取し続ければ過剰摂取による健康リスクを伴うことがあります。ここでお伝えする話は「何が効く」というような魔法の様な話ではありません。

 

ただ、不足する栄養素を知り、補い、過剰な栄養素を知り、控えることは、健康を維持する上で重要なことです。

 

外出を自粛しいつもと異なる食生活を送っていると亜鉛不足は起こりやすくなります。

 

新型コロナウイルスに亜鉛が効く効かないという話も広まっていますが、そこに結論を見出す以前に亜鉛は大切で必要な栄養素です。

 

免疫系や味覚、神経、皮膚など、様々な所で必要不可欠です。

 

効くか効かないかに限らず、症状があれば不足しているので亜鉛は補うべきです。

 

また、亜鉛不足が起こりやすい時期だからこそ、日頃から十分に亜鉛を摂取し、不足しないようにしておきましょう。

 

亜鉛がもっとも豊富に含まれる食べ物は「牡蠣」です。ナッツや肉類等にも含まれています。

 

本日付でWHOが新型コロナウイルス感染症アウトブレイク時の食生活アドバイスを公表しました。こちらにその内容をまとめています。

 

©Acco MUKAWA 味覚障害と亜鉛不足

自粛生活と亜鉛不足の関係について詳細はこちらの電子書籍をご覧下さい。

WHOの示す食生活アドバイスもすべて加味された内容です。