高脂血症の食事療法について医師から言われたこと | 甲状腺と予防栄養学の管理栄養士Acco MUKAWAの「栄養カルテ」

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バセドウ病・橋本病のダイエットと体質改善のための食事療法

バセドウ病は甲状腺ホルモンの変化によって身体に様々な影響を与える自己免疫疾患です。

 

私自身も消化器系の不調や背中の疼痛をはじめ、多くの不調を長年抱えてきました。バセドウ病の治療を始めて3年目、最近では不調の多くが落ち着いてきています。落ち着いてきた故に、もっと元気になりたいと意識が芽生え、健康チェックも兼ねて婦人科を受診してきました。

 

そこで相談したことの1つは「バセドウ病高脂血症」のこと。

 

私はバセドウ病の治療を始めてからコレステロールが大幅に上昇してしまいました。主治医からはこのままでは危ないと釘をさされたため、自分自身で食事療法を行いました。それによって正常値を維持しているのですが、果たしてこのままで良いのかどうか、婦人科医師に客観的な意見を伺いたかったのです。

 

なぜかというと、甲状腺ホルモンと女性ホルモンはどちらも脳の下垂体というところで調整がされています。

 

実はこの下垂体は、脂質代謝に影響を与えるホルモンを調整する場所でもあります。

 

そのために、いずれも影響を与え合う可能性があるのです。

 

その様なわけで、食事療法によって動かした脂質代謝系が女性ホルモンに影響を与えていないかを確認したく、バセドウ病で通院中の総合病院内の婦人科医師に相談してきました。

 

そこでは、私の実践する食事療法は女性ホルモンに悪影響を与えず、むしろ、良い働きをしているので全く心配する必要はないとのことでした。

 

©Acco MUKAWA バセドウ病高脂血症の食事療法

 

 

それだけでなく、「このコレステロール値は食事療法だけで維持されているのですね。素晴らしいです。このまま継続して下さい。」と、思わぬお褒めの言葉まで頂戴してしまいました。

 

客観的にお墨付きを頂いて安心したのと、管理栄養士としても改めて自信が持てた瞬間でした。

 

脂質異常症の原因は様々です。

 

まずは「動物性脂肪を控える」ことは基本。

 

それに加えて、原因によって食事や生活習慣で見なおすべきポイントは細分化されていきます。

 

食事や生活スタイルについて見極める側の判断があいまいであれば、中途半端な結果しかでないか、結果に何も反映されないこともあるでしょう。

 

まずは正しい解釈をし、それに対して的確な食事療法を選ぶことが大切です。