これは、バセドウ病と診断される以前の不調についての振り返り記事です。
私はバセドウ病と診断される何年も前、恐らく10年近く前から胃腸の不調が続いていました。
もともと食欲旺盛で食べることが大好きだったにも関わらず、
いつの間にか胃腸の不調に悩まされるようになりました。
突然、胃痛、胸やけに下痢、時々嘔吐の日々・・・。
特に、胃痛と胸やけがひどく、あまりの辛さに「ほふく前進」で移動していました。
意識は朦朧とし、あぶら汗をもだらだらとかいていました。
症状は日によって大きな差があり、
食事をとってもとらなくても、消化に良いものであっても、
特に症状出現に影響はなく、
まったく原因がつかめませんでした。
胃痛と胸やけで1日中苦しんだと思ったら、翌日には嘘のように治っていることもあるのです。
血液検査、エコー、胃カメラ・・・様々な検査を重ねても異常は見つからず、山のように胃薬が処方されるだけで、原因不明のままでした。
このような症状は何年も続き、
仕事中のプレッシャーだけでなく、
長時間の外出や旅行、
大好きな外食の予定もだんだんと恐怖へと変わっていきました・・・。
原因不明のこのような消化器系の症状は
機能性ディスペプシアといいます。
バセドウ病と機能性ディスペプシア
機能性ディスペプシアの症状は、
「甲状腺機能亢進症の典型症状の1つである」と、
フランスの権威ある医療機関が出した報告書に記されています。
さらに、
「バセドウ病・甲状腺機能亢進症には消化器系の不調を伴うことがあり、
これらを見逃してはならず、
また、症状を軽視してはならない」とあります。
日本や多くの国では、まだ、バセドウ病の典型症状として取り上げられていません。
機能性ディスペプシア自体の原因は色々とあるそうですが、
バセドウ病が原因のこともあるとのことですので、
まったく原因が掴めない場合、
バセドウ病・甲状腺機能亢進症の甲状腺ホルモン値を調べる血液検査を受けてみるのも一案です。
甲状腺疾患は血液検査を受けるだけでおおよその診断がつきます。
甲状腺疾患は月経不順や気分の落ち込み等、女性に多く見られる不調の原因ともなります。
女性にとっては甲状腺ホルモンを検査しておくことは、
日常的な不調と甲状腺ホルモン異常を見分ける上で、
とても大切なことです。
私は、バセドウ病の治療を始めたら、胃腸障害の症状は一切なくなりました。
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↓機能性ディスペプシアとは?こちらが参考になります。
ただ、こちらのサイトにも機能性ディスペプシアを引き起こす原因として甲状腺疾患は紹介されていませんでした。
![[バセドウ病と機能性ディスペプシア]私の場合](https://stat.ameba.jp/user_images/20201207/20/basejo/8f/ff/j/o0640042614863068942.jpg?caw=800)

