結果はご存知の通り、4-1で韓国の勝利に終わった。


初回で試合が決まったと言っても過言ではないだろう。

いかに自分達のプレーをするかが勝負だった。

言わば、日本は大事に行き過ぎた。


執念。


これが両チームの明暗を分けた。


先発のダルビッシュも、2イニング以降は

本来のピッチングを取り戻し

5回に降板するまで、1安打に抑え込んだ。


その後の継投は見事なものであったが

やはり国際大会の経験値がものを言ったのかもしれない。


大事な場面でストライクが入らない。

大事な場面で繋ぐ安打が出ない。


もっと大胆さが必要だろう。


最終回9回2アウト、日本の攻撃の場面。

最後の打者・岩村の次にはイチローがいた。

もし、四球を選んでいたら

多分イチローは本塁打を狙っていた。


しかし、結果は打席が回って来なかった。


もう後がないとは言え、韓国に2敗をした。

前回大会を思い出すが、その前にキューバ戦をどう戦うかが見ものである。

ご存知の通り、昨日の日本vs韓国は

7回コールドの14-2で日本の圧勝に終わった。


過去の戦いから見ても、少数点僅差の接線になると、誰もが思っただろう。

序盤に日本の打線が爆発した。


韓国先発は若干20歳で2年目のキム・グァンヒョン。

昨年は韓国プロリーグで、最多勝・最多奪三振を獲得し

北京オリンピックでも、2度に渡って日本を封じ込めた左腕。


彼は大会前に、こう述べた。


「イチロー?知りません。」


3年前にも日本で似たような発言があった。

それが相手の逆燐に触れたのかもしれない。


終わってみれば、2回途中でノックアウト。

イチローに対しても2安打され、彼を起点に打線に捕まった。

プロでワーストの8失点だそうだ。


結果だけ見れば負けたで終わるものだが

内容を見れば、やはり韓国のエースという投球であった。


日本は、打線を右打者主体に組み替えた。

その右打者にやられたのが大きい。

イチロー、青木と左打者はいるが、

やはり左打者に投げる外角低めのスライダーは一級品のものである。

それをはじき返した打者も素晴らしいが。


同じ相手に3度負けるわけにはいかない。

前回対戦からもしっかりと情報を共有し、

相手を攻略出来た日本に軍配が上がった試合であっただろう。


長いストーブリーグ(シーズンオフ)が終わり

また今年も野球シーズンの開幕となった。


だが今年は4年に1度行われるワールド・ベースボール・クラシック(以下WBC)が

行われる年(前回開催は2006年)なので

選出されたメンバーは、いつもの時期より早めにトレーニングを開始した。


世界主要16ヶ国で、野球の世界一の国を決めるWBC。

ご存知の通り、前回大会は日本の奇跡的な優勝で幕を閉じた。

この大会は、第1回と言う事や、アメリカが主催したと言う事もあり、様々な物議を醸した。


今回はルールを一部変更して行われる。


ダブル・エリミネーション方式のトーナメント。

これは、2度負けたら敗退というルール。


前回大会で日本はリーグ戦にて、ライバル韓国に2度負け

決勝トーナメントの3度目で破った。

それが今回、同じ事が起これば優勝はない。


今夜、その韓国とまた激突する。


日本の野球は70年以上の歴史がある。

しかし、韓国はまだ20数年である。

歴史だけ見れば、日本が圧倒的に優位ではあるが

その差は年々縮まっている。

そして、同じアジアに属する台湾・中国も力を付けて来ているので、

追いつき、追い越される日もそう遠くはないかもしれない。


長いシーズンを戦うペナントレースとは違い、

短期決戦のトーナメントなので、いかにコンディションの重要されるかである。

ここで敗れても、敗者復活の道があるとは言え

やはり一次通過が前回覇者としてのプライドだ。


注目の一戦は今夜始まる。




プロ野球は現在、日本シリーズに突入した。

今年は巨人vs西武である。

6年ぶりの顔合わせ。


1990年代前後、この組み合わせはほぼ毎年のようにあった。

常勝軍団同士の戦い。

その当時のエースと4番打者がお互い監督と言う立場になっての戦いなので

昔を知っている者にとってはたまらないだろう。

筆者もその一人である。


共に栄光と挫折を味わい、また光を浴びた。

力と力の勝負を好む者同士の、乱打戦で幕を開けたシリーズ。


原辰徳は現役時代、巨人の4番打者として恥じない成績を残した。

渡辺久信も、西武黄金時代のエースとして、最多勝3度とタイトルを獲得。

渡辺は今でこそ髪が薄くなってしまったが、共に実力、容姿を備えた一流である。


チームの若返りを図るために、自由契約になり

新天地を求めてヤクルト入り。

剛速球でならした投球も影を潜め、痛打される事も多くなってしまった。

それでも速球に拘り、そして砕かれた。


新たな場所を求めて、台湾球界に向かう。

台湾は今でこそレベルが上がったが、当時10年前はまだまだ環境すら整備されていなかった。

そこで投手兼コーチとして、さらに一花咲かせた。

各国のレベルアップに努めた第一人者とも言えよう。


現役を退く際に、一番の思い出を彼はこう語った。

「1989年の近鉄との優勝争いで、ブライアントに打たれた直球」

多くの投手が試合、三振に取った打者などを挙げるが

ホームランを打たれた打者との思い出を語る投手は他にいないだろう。

もし変化球を投げて打たれたらもっと悔いが残っていたと思われる

彼の直球勝負への拘りが言葉以上に出ていた。


指導者になり、監督になり

その持ち味を選手に多く発揮されている。


エラーしても怒られない、三振しても怒られない…

盗塁失敗しても怒られない。

全力でプレーしての結果なので、攻める姿勢があってのミスなので

失敗を引きずらず、どんどん攻めて行くという思いが

選手たちを伸び伸びプレーさせ、潜在能力を引き出している。


前年度5位から、パ・リーグ制覇という

誰も期待していなかった事をわずか1年で遣り遂げたその手腕は

また黄金時代の復活をファンに思い起こさせてくれるだろう。








2008年のペナントレースが終了した。

今はクライマックスシリーズに突入している。


以前はなかった制度だが、ここ数年で歴史は大きく変わって来ている。


各リーグの優勝チームの他に、2位と3位にも、日本シリーズの出場権が得られる制度である。

まずは2位と3位チームが2勝を先取したら、優勝チームと4勝先取の戦いがある。

共に上位チームのホームグラウンドで行われる。


仮に3位チームが進出し、日本シリーズでも勝ってしまったならば

日本一の称号を得る事になる。


これには賛否両論あるが、ルールであり

また個人タイトル争いで、醜い戦いを無くす為の手段として打ち出されたようだ。


個人タイトルと言えば、投手・打者とあるが

シーズン終了でデータを見たときにふと思った事があった。



なんと、セ・リーグの規定投球回数をクリアした投手が

わずか10人しかいないのである。


通常、防御率の計算方法はイニング数を自責点で割る。

わかりやすく言えば、9イニングあるので

9イニングに対して、何点失ったかで計算される。

規定投球回数は、チーム数以上をクリアした数字が防御率のタイトルに関わる。


一番多い阪神でさえ3人、横浜はわずか1人、中日にいたっては0人。

パ・リーグはDHという指名打者制度があり、投手が打席に立たないので

投手が投球に集中出来るのがあり、代打を送られる事がない。

そのパ・リーグに至っては19人であった。


それにしても10人は少なすぎである。


ここ最近は、投手分業制が確立し、

先発・中継ぎ・抑えと役割がハッキリして

先発も長いイニングを投げる事が少なくなった。

6イニング~7イニングを投げる事が一般的と言われる。

必然的に完投数も激減した。


そしてローテーション制度、昔は中3日、4日の間隔で投げていたが

現在は週1の間隔で、6人で回すのが主流。

ということは、投手の先発だと年間約25試合、

平均6~7イニングだと150イニング前後になる。


これは1年間故障をしなかった場合。

故障をしてしまえば、何試合か少なくなる。

さらに今年はオリンピックで、主力投手は20日弱チームを離れる。

計算上では3試合は少なくなる。

これも影響してかだろうか…


防御率のタイトルは先発投手に多い傾向にあったが

今後は、規定投球回数が緩和されて

中継ぎ、抑え投手にも加わる事になって来るのではと思う。