もう少し細かく見ていきたいと思います。
「しがなき男の楽天イーグルス応援ブログ」を運営しているshibakawaさんからも質問を頂いたのですが、
得点圏での各球種のコース、高低などには変化があるのか?
その前に・・・まずは全球種の被打率です。

全体的に見てみると、やはり直球の被打率が悪いのが非常に気になるところです。
後は「並」の数値となっています。
斎藤佑の投球で大きなウェートを占めているのが「直球」「スライダー」「フォーク」です。
この3球種の「走者無しor1塁」「得点圏」での被打率を見てみたいと思います。
※カット・ツーシームは出し損ねました。すいません!

得点圏になると、3球種ともに被打率が大きく低下。
「直球」に関しては良い数値とは言えませんが、
「スライダー」「フォーク」に至っては1割前半~半ばまで低下します。
直球のキレを表す「空振り率+ファウル率」、各種変化球の「空振り率」はどのようになってるのでしょうか?

直球の「空振り率+ファウル率」は上昇。キレが増している・・と考える事もできます。
スライダーとフォークの「空振り率」も得点圏になると大きく上昇しています。
空振り率が上がるということは・・・
得点圏に走者がいる時に、しっかりと指にかかったキレのある球が投げられている・・ということでしょう。
ちなみに、表には載せませんでしたが「ボール率」は上昇しています。
<スライダー>
・走者無or1塁→ボール率37.76%・
・得点圏 →ボール率42.28%
<フォーク>
・走者無or1塁→ボール率42.45%
・得点圏 →ボール率47.06%
スライダーのボール率は高く、良い傾向とは言えませんが、
得点圏に走者を置くと「慎重になっている」ように感じます。
これはやむ終えないことでしょう。
この慎重さがプラスに働いてるのかもしれませんね?
また、「コース」には変化が表れるのか・・・というのも抽出してみました。
まずは直球です。

青文字になっている部分が「得点圏」で増加しているコースになります。
直球は得点圏になると・・・
1.外角率が高くなる
2.低め率が上がる
こういった傾向があるようです。
失投が少なくなっている・・・と考えることもできるでしょう。
次にスライダーです。

スライダーも「低め率」が向上しているのが分かります。
やはり「得点圏」では「より低く」球を集めている様です。
次にフォークです。

フォークは「低め率」が極端に上昇。
得点圏でのフォークは「真ん中~高め」にはほとんどきていません。
それだけ「低めを意識」しているのでしょう。
全体的に見てみると・・・
得点圏では『外へ』『低めへ』集めていることがわかります。
集中力の「ギアチェンジ」はしっかりと出来ている・・ということでしょうね。
そして、課題も明確になっています。
直球のキレを示す「空振り率+ファウル率」は合計で19.38%程度。
これは武田勝の合計とほぼ同数値(武田勝=18.84%)であり、
日ハム投手陣の中では最下位クラス。
斎藤佑が理想としているのは、直球でも押していける「本格派」の投手。
もっと直球の球威を磨かなければなりません。
・肉体改造
・フォーム修正
・
・
やるべきことは尽きないはずです。
来季だけではなく、将来を見据えてどのように練習していくのか・・・
そういった部分も楽しみにしたいと思います。
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※画像は「Heart Beat」を管理している曾良さん(2011年ファイターズマガジン年間チャンピオン)から頂いております