豊前坊まで案内する
~疎外感や孤独を感じている人たちへ~
パソコン教室を営んでいる
和田基博と申します
土曜日午後の授業も終わって、玄関先で煙草を燻らせていると、
村社のことが思い浮かんで気になり、呼ばれているような気がして
村社へお参りに出かけました。
昨日もお参りに出かけ、お参りしている最中に女性の方がお参りに来られ
祭神や境内神社について説明して案内していました。
田舎の神社にしてはポツポツとお参りに来られ、私が村社へ行った時でも
誰かと会うことが多いのです。
それだけ祭神のご神徳があるからだと感じるのですが、今日も拝殿、天満社、大行事社、
猿田彦大神、根を切った杉の大木まで祝詞を奏上してお参りした時、若いカップルが
参道を上がってきました。
「こんにちは!お参り、有賀とございます」と挨拶すると
「どこからお参りしたら、良いですか?」と聞かれました。
「何処からでもお好きなようにお参りされて構わないですよ」と答えると、
拝殿で仲良く並んでお参りされていましたが、柏手を3回されていて、
私が境内神社で祝詞を奏上して三拝三拍手一拝していたのを見られていたようで、
それはそれで良いのです。
まだ参拝していない甲子神社をお参りした後、祇園神社へやってくると、
その方たちは夫婦らしく、奥様?が「祝詞が聞けて良かったです!」と言われました。
「まだ、この祇園神社のお参りがまだなので、一緒にお参りしませんか?
祝詞を奏上しますよ」と誘ってみました。
天津祝詞を奏上した後、「二拍手一拝をお願いします」と一緒にお参りしました。
それから、村社の祭神が何処にも書いていないので、主祭神である玉依姫神を説明しました。
見た感じ30代に見えるご夫婦で、若いのに神社巡りが好きな方たちのようです。
お参りで、「神社で参拝者が祝詞は唱えても良いのですか?」という
質問には「30数年前、宮崎県高千穂の天岩戸神社で、神主から、
祝詞の文言を知っているなら奏上してください」と勧められたことや、
「言葉は神様に届ける言霊で発する意味はそこにあり、他の参拝者に邪魔にならなければ、
奏上した方が良いですよ」と答えました。
祝詞も、一番短い「祓い給え、清め給え」だけでもいいし、
略拝詞と言いますが「祓い給え、清め給え、神ながら守り給え、幸え給え」でも
良いと思いますと話しました。
また祝詞もたくさんあって、神主が良く奏上する、「かけまくも、畏き伊弉諾の大神~」の
「祓詞」や先ほど奏上した天津祝詞、それから7分から10分ほどかかる
長い大祓詞などが、祓詞だけでもありますと説明しました。
拝殿に行かれ、そういえばまだお神籤がまだ2つあったなと、
「良かったらお神籤が2つありますので拝殿横の台の上に置いておきますのでどうぞ」と
財布から取り出して置いておきました。
村社の本宮が鬼滅の刃で有名な太宰府市の竈門神社であることや
奈良時代に勧請され1325年創建の古い神社であることを話すと
驚いておられたようです。
他崇敬神社の事や今は福岡市に住んでいるが、この地でご主人が生まれた場所で
産土のルーツを知りたかったのでここへお参りに来たと話されていました。
お池の方に行かれ、「神社で池があるのは珍しいのではないですか?」と言われ
「そうですね、ここの主祭神が玉依姫神で龍神の娘で、龍神で水の神となることから
お池があるようです」と答えました。
「すると豊玉姫命も関係ありますか?」と奥様が聞かれ、
「はい、主祭神以下5柱の神が祀られていて、海神や龍と関係が深い豊玉姫神も
祀られています。ちなみに玉依姫の神と豊玉姫の神は姉妹に当たり、お池も道を挟んで
こちらが下の池、見えないところに神の池があります」と説明しました。
お池の先の宮の森、豊前坊が浮かび、行きたくなりました。
「時間があるなら、良かったらこの先の豊前坊へお参りに行ってみませんか?」と
誘ってみました。
「ぜひ、行きたい!」「行ってみたい!」と夫婦そろって言われたので、
お池の横の山道と入って行きました。上の池には水が少なくなって
藻が水面を覆っていましたが、幻想的に見える池に、全然雰囲気が違うと
何かを感じておられたようでした。
「水はいつもこんな感じですか?」と言われ「いいえ、水源は雨水なので
降水量が少ないからこんな感じですが、雨が降った時には渕まで水があって
暖かくなるとカエルや大きなカメがいて、主でしょうか、時々見かけますよ」と
情景を思い浮かべながら歩いて行きました。
分岐点で守ってくれている井戸の主と左の木の手前に感じる守護に一礼しましたが、
夫婦には何も言わずに坂道を登って行きました。
木の根が段のようになっている滑りやすいところで、
「滑るといけないから、奥様をサポートして下さい」と言うと、
奥様を待って手を引いて登ってこられました。
微笑ましい光景で、開けた豊前坊の境内へとやってきました。
「こんなところに祀ってある…」と驚かれているようでしたが、
ここは村社の氏子会とは関係なく、氏子も一部の方しか知らない祠で、
1年に1度だけ生産組合の方たちがお参りに来られることなど話しました。
月に2度私がここへやってきて榊や盛塩、神饌、水など供えて
お祀りさせてもらっていることや「注連縄も自分で綯って飾り付けさせてもらっています」
としめ縄を手で指しました。
「ここに来れたのも呼ばれたからですね!」と奥様が目を輝かせて
嬉しそうにしているのを案内して良かったのです。
右手の祠に彫られている豊国社が英彦山豊前坊の神、右手が「愛獄社」と読みます
と説明しました。
「絶対に読めない!」と夫婦で言われ、市内の太郎丸地区に同じ名前の神社があり、
五穀豊穣の神が祀ってあることを話しました。
豊国社に天津祝詞で禊祓い、神社拝詞、愛獄社に神社拝詞を奏上してお参りしました。
村社の境内へ戻り「お疲れさまでした」と頭を下げると、
「産土神のルーツを知りたくて来ましたが、いろいろ話してもらい、
祝詞まで上げてもらったこと有難うございました」と頭を下げられました。
「福岡市内からだと少し遠いですが、またお参りに来てください」と村社を出ました。
年末と年始にお参りに行った神社でお土産として買ってきていたおみくじも全部なくなり、
氏子会でお神籤を置いてもらうように提案していたのですが、総代や長老たちも
気乗りがしないようでしたが、10数枚買っておいたお土産のお神籤も
数日で無くなりました。
これだけ需要があり、お神籤を引いて喜んでもらえる機会がないのは勿体ないと思い、
お神籤をネットで注文しようと思いつきました。
少し気が早いかなとは思ったのですが、早速ネットでおみくじセットを注文し、
コンビニ払いで払込票をプリントアウトして、近くのコンビニで振り込みました。
お神籤代も賽銭箱へ入れることで、氏子や参拝者のためになるという思いです。
少しでも、何か参考になったとか
興味があるとか気が落ち着いたと
思って下さると幸いです。
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