カエル足エクササイズって本当に痩せるんですか? | 姿勢やトレーニングに悩んだ方へ。【矯正王】姿勢と背骨のプロが語ります

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軸をつくるボディワークスタジオBASE Conditioning Labo、せぼねや京都のオーナーが日々の事や、思ったことを綴っています。2022の医療オリンピック近畿ブロック「矯正王」です。2023は準優勝

「カエル足エクササイズって本当に痩せるんですか?」

 

先日、私のクライアントの一人からこんな質問を頂きました。

 

 

立て続けにこの質問を受けたので、

詳しく聞いてみると、どうも

「テレビでやってた」

そうなんです。

(マジでこういうのやめて欲しいです!)

 

 

結論としては

全く痩せません!

 

そもそも部分痩せというのが無理なので

  • くびれを作るエクササイズ
  • 足を細くするエクササイズ
  • 二の腕を細くするエクササイズ
  • etc

の類は一切効果なしですので

そういった情報には振り回されないように気をつけて下さい。

 

 

「でもSNSで何万ってフォロワーがいる人が言ってますよ?

あれも全部嘘なんですか?」

(実際に聞かれます)

 

これが非常にグレーでして

情報発信側としては

「痩せる!とはいってますが脂肪が落ちるとは言ってませんよね?」

と言って逃げる事が可能なんです。

 

発信者と受け取る側のギャップ

情報発信者としては

「痩せるというのは浮腫みが取れてスッキリするというのも痩せるうちに入るでしょ?」

程度の意味合いでタイトルをつけていますが

 

情報を受け取る側としては

脂肪が燃えて、文字通り【痩せる】事」

を期待してしまいますよね!

というかそういう人が多いと思います。

 

脂肪が燃えるメカニズムについては
こちらの脂肪燃焼の5ステップをご覧ください

【脱リバウンドダイエット】脂肪を燃やす方法

 

なぜそのような誤解を生むような表現がなされるのか

  1. 「痩せる」「激痩せ」といったフレーズの方が刺さるタイトルが作れるから
    • 「内転筋を鍛えるエクササイズ」「誰でも5分でモデル級の美脚になれる激痩せエクササイズ」どっちをみたですか?ということです。「内転筋を鍛えるエクササイズ」という方が見たい!という方もいらっしゃるかも知れませんが「誰でも5分で〜」の方が圧倒的に知りたい人が多いと思います。
  2. 「痩せる」という言葉の定義が不明確
    • 痩せて細く見えるという場合「脂肪」「水分(浮腫み)」「筋肉」「錯覚」これらの変化で細く、小さく見えるようになります。
  3. そもそもビジネスの本質にこう言った側面がある
    • ビジネスというのは価値を交換することです
      今回の場合は【ダイエット情報】というのがその価値になるのですが、
      情報を持っている人が情報の少ない人に対して情報を提供して信用という利益を得ているわけです。
      ということは情報がそもそも少ない受け取る側としては、
      その情報が正しいかどうかを判断することが出来ないために、
      もしその情報が「自分の信じたいものに近い」場合、信じて行動してしまうことになってしまうわけです。
  4. ネタ切れ
    • ダイエットはそもそもそんなに多くのことを必要としていません
      ●摂取カロリーと、消費カロリーの収支バランス
      ●収支の内訳(栄養素のバランス)
      を気にすれば大体痩せます。ただ、動画やSNSでこう言った活動をしていると同じ内容をずっとぜげ続けていると飽きられるので常に新しい情報をアップし続けなければなりません。
      そこで出てくるのが「〜〜痩せエクササイズ」です。
      筋肉の数、バリーエーションの数だけ動画を作れるのでしばらくはネタには困らないです。
 

では、どうしたら良いのか

「痩せる方法を知りたいだけなのにどうしら良いの!」
という声が聞こえてきそうですが、
「エクササイズ」「筋トレ」の本質(何のために筋トレをするのか)を
理解していれば、あまり迷うことはないのかなと思います。
 
ダイエットをしているのであれば基本は
(摂取カロリー)ー(消費カロリー)
これがマイナスになっていることが大前提です。
これをアンダーカロリーと言います。
 
例えば1日の消費カロリーが2,000kcalの人の場合
1日に食べた量の総カロリーを1800kcalに抑えると
このマイナスの分だけ痩せていくということになります。
 
ただし、
「じゃあ1800kcalを全部お菓子で食べても痩せるの?」
という方もいらっしゃると思いますが
健康を害する上に太りやすい身体になってしまうので辞めておきましょう!
 
ダイエットをしている時=アンダーカロリーの状態というのは
実は「筋肉」を優先的に落とそうとします。
 
しかし、私たちの落としたいものはにっくき脂肪です。
筋肉は残しておいて脂肪だけを落とすためには
脳に「この筋肉は必要ですよね」って思ってもらわないとダメ
なんです。
 
この「この筋肉は必要ですよね」って思ってもらうために行うのが
筋トレエクササイズなんです。
 
 

結論

  1. カエル足エクササイズでは美脚になりません
  2. そもそも部分痩せは無理
  3. ダイエットの基本はアンダーカロリー
  4. でも筋トレ、エクササイズをしないと筋肉がなくなります
 
 

BASE CONDITIONING LABO的美脚になりたい人におすすめな事

最後に僕のおすすめの美脚を手に入れる方法は、ズバリ
歩き方を変える!です。
 
ラボで施術、セッションを受けていただいた方はご存知だと思いますが
歩かされますよねww
 
この歩き方で体の使い方のくせ、力の伝え方、どこの筋肉を使って歩いているのかを見抜いていきいます。
歩き方については次回書ける範囲で書いていこうと思います!