皆様こんにちは。沙貴 誉 (さき ほまれ) です。
私が今まで生きてきた中で感じた事があって、それは加害者ほど被害者のフリをするのが上手である、という事です。
と言うか、被害者のフリをして本当の被害者を貶めようとする、と言いますか。
私が体験してきた範囲では、社交的で人脈もあり話術の上手い人が多かったです。
(もちろん社交的で話術の上手い人の全てがそうだ、という意味ではありません。内向的でコミュニケーションが苦手な人にも、被害者のフリをするのが上手い人もいるでしょう。あくまで私が体験した狭い範囲での話です。)
その人は誰かとトラブルを起こすと、自分は一切悪くない、悪いのは全て相手の方、自分はこんなに善良で相手に尽くしてきたのに、そんな自分の親切を理解出来ない相手が悪い、相手は人の良心を受け入れられない無理解な心の冷たい悪党だ、という事を主張します。
そして情に訴えるやり方が上手いので、深い事情を知らない人や、あまり人生で苦労した事が無い人は、簡単に信じてしまう可能性があるのです。
でも被害者のフリをする人の実態は、自分の価値観を相手に押し付けようとしたら断られたので腹立たしいとか、自分の我をブルトーザーのように押し通そうとしたら相手が反抗してきたので気に食わないとか、自分はチヤホヤして欲しいのに相手が全然チヤホヤしてくれないので恨めしいとか、自分にも感情があるように相手にだって感情があるのにそれを無視して自分の感情を最優先したら相手が反論してきたから憎々しい、とか。
そんなところだったりします。
そしてなんとしても自分のプライドを保つために、相手を絶対悪にして、自分が絶対正義として君臨できるように、画策し尽くします。
自分の味方を増やして、気に入らない相手を孤立させようとします。
私は自分の経験から、社交的で話術があって親切で人気のある人の事を、かなり警戒するようになりました。表面だけ善人の仮面を被った人もいるからです。
(繰り返しますが、社交的で話術があり親切で人気のある人の全てがそうだ、という意味ではありません。)
そのような人の場合、あくまで世間に見せている顔は表面的で仮面を被っているにすぎません。
世間の人や自分の大好きな親しい人に対しては親切にするけれど、少しでも気に入らないと思った相手には無慈悲で冷酷で傷付けても平気、いやむしろ気に入らない相手が困ったり傷付いたり不幸になった方が愉快でスッキリする、自分さえ良ければ相手がどうなろうと知った事ではない、という人がこの世に存在するというのを知りました。
なので、ネット記事にこのようなもの↓が出ていると、黙視する事が出来ないのです。
《「爺」「皿婆」…》上皇・上皇后へのネット誹謗中傷の深刻な実態 名古屋大・河西秀哉氏が指摘
文春オンライン
2023年10月09日(月)
名古屋大学准教授の河西秀哉氏が月刊「 文藝春秋 」11月号に寄稿し、ネット上にあふれている上皇・上皇后両陛下への誹謗中傷の知られざる実態について指摘した。
〈ネットを見ていないような世代ではなく、見ているような若い人たちでも、意外にそれに気がついていない。(中略)それはかなり深刻な問題を含んでいて、しかも最近では目立って一定の影響力を持ちつつあり、このまま放置しておけば、より大きくなって象徴天皇制・皇室の危機に繋がるのではないかと私は思う〉
では、どのような誹謗中傷があるのか。「紹介するのも正直憚られるのではあるが」としながら、河西氏が挙げたのが、次のコメントだ。2023年8月22日から4年ぶりに夏の軽井沢で静養したことを伝えるフジテレビ配信のヤフーの記事に対して付けられた“ヤフコメ”である。
600件の「いいね」がついた投稿
《静かにお忍びで行こうと思えば行けるのに報道陣をわざわざ呼んで記事にさせるのは何故なの? テニスコートのお話も古過ぎて老人しか知りませんし時代遅れのロマンスは興味もないです
軽井沢は東京と大して変わらず暑くなりました。せっかく豪華な隠居先を建てたのだからご自宅でゆっくり静養して下さい》
これに対して、600件ほどの「いいね」が付けられ、コメント欄のトップに上がっているという。言うまでもなく、上皇・上皇后両陛下が「報道陣をわざわざ呼んで」記事にさせているといったことはない。「メディアはニュースバリューがあるから取りあげているのである」。そしてSNS上はもっと酷い状況だと河西氏は指摘する。
「爺」「婆」「皿婆」などと
〈X(旧Twitter)では、上皇・上皇后へのさらに根拠のない批判や誹謗中傷があふれている。しかも彼ら彼女らを「爺」や「婆」と呼び、高齢であること自体をバカにするなど、人として礼儀を欠くような表現が見受けられる。(中略)
なかには、上皇后を「皿婆」なる隠語で呼んでいるケースもある。彼女が外出するときにかぶる帽子が、小皿のように見えると揶揄する言葉だが、そこには「衣装代に多額の税金をつぎ込んでいる」という印象付けをしようとする意図も感じられる〉
こうした誹謗中傷は、退位前後から始まっていた。また小室眞子さんの結婚、そして小室圭さんの母親の金銭問題の浮上で、税金と皇室がいっそう強く結びつけられてしまったことがその背景にあるという。
なぜこうした現象が起きているのか、河西氏はその要因を分析。第一に、人々が公的な問題に対して眼を厳しくしたこと、第二に「私」より「公」を重視するイメージを広げて支持を集めてきた“象徴天皇制のあゆみ”をあげる。
秋篠宮家に裏切られた
〈(上皇・上皇后両陛下の被災地などでの活動により平成の皇室は)「私」よりも「公」を重視するイメージが広がっていくことになった。そして、そうしたイメージが、空前とも言えるほどの象徴天皇制・皇室像への支持を生み出していく。だからこそ、(小室圭さんと眞子さんの結婚、金銭問題の浮上などの騒動などの)秋篠宮家の動きは「裏切られた」と見られたのだろう〉
〈「私」を重視する秋篠宮家、そしてそれを認めてきた「爺」と「婆」。彼らを批判しなければならない。そうした思考がネット上のコメントから見えてくる〉
こうした根拠のない批判や誹謗中傷が、「最終的には象徴天皇制・皇室全体を傷つけることにも繋がる」と河西氏は強く主張した。
河西氏による10ページにわたる論考「 美智子さまが狙われている 」は、10月10日(火)発売の「文藝春秋」11月号、および「 文藝春秋 電子版 」(10月9日公開)に掲載される。
引用は以上です。
そうそう、上述した私の個人的な体験に一つプラスすると、自分が何か汚い事でやりたい事があっても、自分の手を汚したくないから他人に代わりにやらせる、という人もいました。
そういう卑怯な人間も、世の中には存在します。
しかし本人は、人格者の仮面を被って世間に善人面をしているので、世間の人はその卑怯さを知る事は無いのです。
その本人からターゲットにされた人が、本当に嫌な思いをするので、その卑怯な人の本質を身をもって体験する事になるのです。
上記のネット記事については、次回に詳しく見て行こうと思いますが、可哀想な被害者は上皇・上皇后、そして悪いのは誹謗中傷する国民と「私」を重視する秋篠宮家、加えて小室圭母子。という一方的な論調です。
凄い、あんなに可愛がってきた次男一家と初孫にまで、責任転嫁している。
これ、実はかなり追い込まれてきている、という現れなのでは?。
自分たちの都合の良い方向に持って行きたいので他の誰かを悪者にしても、物事の本質を見ようとしない限りは、いつまで経っても自分たちにとって気に入らない現実しか起きないと思います。
国民は馬鹿ではありません。
国民を騙し通せると思ったら、大間違いです。
では、次回に上記のネット記事について詳しく見て行きたいと思います。
それでは皆様、素敵な一日をお過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
愛と平和と喜びが皆様と共にありますように
参考資料
文春オンライン
2023年10月09日(月)