皆様こんにちは。沙貴 誉（さき ほまれ）です
。
いつもの通り報道の範囲内での記述となりますが、誉が勝手に勘違いしたり、事実誤認などがあるかもしれません。
気になる方や疑問をお持ちの方は、ご自分でもお調べ下さいますよう、お願いいたします。
衝撃の瞬間でした。
たまたまニュース見てたら、宮内庁長官が定例記者会見で、
「オリンピック・パラリンピックの開催が新型コロナウイルスの感染拡大にならないか、天皇陛下がご懸念されていると拝察している」
と発言したとの報道がありました。
ついに天皇陛下が、宮内庁長官を通して、やむにやまれずお気持ちを出されたのか。あの、ご自分の発言には、慎重に慎重を重ねる陛下が。
私はそう思い、大変に驚きました。
そりゃあコロナ禍が落ち着いた訳でもなく、世界中で感染拡大が懸念される現状で、日本の政府の感染対策やオリ・パラ強行姿勢に、国民は不安と不信感を抱いています。
陛下は常に国民に寄り添って下さるので、国民の不安な気持ちを理解し代弁して下さったのでしょう。
それに、来日するオリ・パラ関係者だって、新型コロナウイルスを日本に持ち込んだり、逆に母国に日本から持ち帰ってしまうかもしれません。陛下はその辺りの心配もされているのではないでしょうか。
しかし、危険だとも思いました。
陛下はオリ・パラの名誉総裁なので、ギリギリのラインで関係者のひとりとしての発言を表明するのは可能かもしれません。
しかしこれを政治的発言と受け取る人もいるかもしれませんし、政治的発言として利用する人もいるかもしれません。
政治的発言ではないにしても、天皇陛下のお気持ちや発言は非常に影響力があります。
それを表明すると、陛下のお気持ちや発言の方向に世の中が流れてしまう可能性も十分にあります。
逆に、陛下の本意とは別の方向に流れる危険性もあります。
陛下が今までもずっと発言には思慮深く慎重になられていたのは、陛下の誕生日会見での、眞子様の結婚問題についての記者からの質問にお答えしたあの内容からも、伺い知れます。
なので、天皇陛下にしては思い切った事をなさったな、と率直に思いました。それだけ国民の事を心配されているのだろうな、と。
ただ同時に、何か変だな、とも思ったのですよ。
発言に慎重な陛下が、本当に長官を通じてでもお気持ちを表明するかな？。とも思ったり。
お気持ちを表明する事があるならば、ご自分でなさるのではないかな？。ご自分の責任でご自分の言葉で、伝えようとするのではないかな？と。
ただそうは言っても、やはり発言の表明自体には慎重になられるのでは、と。
もちろん、陛下がコロナ禍での国民や世界の事を色々と心配されているのは、事実なのは間違いありませんが。
それに…。
宮内庁長官って、私の中では信用出来ないんですよね。
天皇陛下を蔑ろにして、陛下の足を引っ張る。あなたのボスは誰なの？状態。
前述の誕生日記者会見でも、秋篠宮家と小室氏の事に陛下を巻き込んで、記者に結婚問題への質問を許したし。
それこそ記憶に新しい小室文書を評価していた長官だし。
で、とりあえず、定例記者会見について調べてみました。
まあ、結論から申し上げます。
宮内庁長官、無責任すぎる。宮内庁長官としての立場に、相応しい人ではない。
２０２１年６月２４日『朝日新聞DIGITAL』より一部抜粋
宮内庁の西村泰彦長官と宮内記者会の会見でのやりとりの要旨は次の通り。
（質問）オリンピックの開会式が近づいてきたが、関係機関との調整状況など、長官のお考えを
（長官）調整中でこの場でご紹介できるような状況ではございません。
ただオリンピックを巡る情勢としまして、天皇陛下は現下の新型コロナウイルス感染症の感染状況を大変ご心配しておられます。国民の間に不安の声がある中で、ご自身が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックの開催が感染拡大につながらないか、ご懸念されている、ご心配であると拝察しています。
私としましては、陛下が名誉総裁をお務めになるオリンピック・パラリンピックで、感染が拡大するような事態にならないよう組織委員会をはじめ関係各機関が連携して感染防止に万全を期していただきたい、そのように考えています
（質問）陛下が五輪が感染拡大のきっかけになるのを懸念されているというのは長官の拝察ということか
（長官）拝察です。
日々陛下とお接しする中で私が肌感覚として受け止めているということです
（質問）仮に拝察でも長官の発言としてオンだから、報道されれば影響はあると思うが、発信していいのか
（長官）はい。オンだと認識しています。
私はそう拝察し、感染防止のための対策を関係機関が徹底してもらいたいとセットで
（質問）これは陛下のお気持ちと、受け止めて間違いない
（長官）私の受けとりかたですから。陛下はそうお考えではないかと、私は思っています。
ただ陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません。そこは誤解ないようにお願いします
以上、一部抜粋終わり。
…。
「私の受けとりかたですから。陛下はそうお考えではないかと、私は思っています。ただ陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません。そこは誤解ないようにお願いします」
「拝察しています」
「私が肌感覚として受け止めている」
「オンだと認識しています」
…。
小室文書の時も思いましたが、この西村長官、宮内庁長官として大丈夫なのでしょうか？。
勝手に陛下の名前を出して、勝手に陛下のお気持ちを推測して解釈し、陛下から頼まれた訳でもないのに（陛下はそもそも誰かの口を借りてお気持ちを表明するなどしない方なのでは？）、勝手に記者にペラペラ喋っている。
つまり、西村宮内庁長官は、天皇陛下を個人的に利用した。
長官が何か主張したい事があるのならば、長官の責任で長官自身の言葉で、表明すればいいのです。
「ただ陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません。
そこは誤解ないようにお願いします」
これ、通用すると思っているの？。危機管理なさすぎる。西村長官は元警視総監で元内閣危機管理官らしいけど、本当なの？。
案の定、マスコミはその部分をすっ飛ばして報道した。
（注意：次の日のテレビ番組で、「陛下から直接そういうお言葉を聞いたことはありません。」の部分は紹介されていましたが、私の知る範囲では前日のニュースでは紹介されていないので、知らない人は知らないままです）
と言うかマスコミなんて、都合のいい部分を切り取ってイメージ操作するのだから、「誤解のないようにお願いします」なんて、それこそ通用しない気もしますが。
そして国民の多くは、陛下と長官が相談して長官の「拝察」ということにして陛下のお気持ちを表明した、と勘違いしてしまいました。
また更に、この「拝察」は海外でも報道され、大きな波紋を広げました。
陛下が海外で、五輪開催か中止かの問題に利用されたり、それだけでなく、「間接的な政治的発言」だとして他国から政治利用される恐れがあります。
日本では既に、野党の一部が政争の具にし始めました。
（政治家たちについては、また次回に考察してみます）
今上陛下は、こういう事を警戒して、普段から発言に気を付けられていたのではないですか？。
ご自分が何を発言しても、反響が大きくなるって分かっていらっしゃるから。
例えば、ご自分が何かを発言すると、そうじゃない側の人たちが否定される事につながるから。
今回で言えば、五輪開催派と中止派で分断される恐れがあるから。
だから発言に慎重なのだと、そういった面もあると私は思っています。
その陛下の努力を、長官が無下にした。
浅慮で軽率で悪質すぎる。
西村長官は、天皇陛下と国民を愚弄した。そして世界をも巻き込んだ。
長官、どう責任を取るおつもりですか？。
覆水盆に返らず、ですよ？。
長くてすみません、次回に続きます。
最後までお読みいただきありがとうございました
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