皆様こんにちは。沙貴 誉(さき ほまれ)です。
天皇誕生日の祝日は、皆様いかがお過ごしでしたか?。
天皇陛下のお誕生日の記者会見、皆様はテレビや動画や記事でご覧になられましたか?。
陛下が質問のひとつひとつに丁寧に誠実に、ご自分の言葉でお答えになられていましたね。
そこで、私が気になった部分だけを引用し、簡単にまとめてみます。
核心は「ここからが、私が非常に気になった部分です」からなので、何でしたらそこからお読み下さい。
誉が勝手にまとめたので、興味のある方は是非全文を読んでみて下さい。
(注意):以下の誕生日会見について、何処から引用・抜粋したのかメモし忘れてしまいました。後日改めて、『産経新聞 THE SANKEI NEWS 2021年02月23日 「天皇陛下、誕生日ご会見全文」』にて確認させて頂きました。お詫び申し上げます。
Q:
コロナ禍の天皇や皇室のあり方、今後のご活動の方針について
陛下:
「(一部省略しています)日本の歴史の中では、天変地異や疫病の蔓延など困難な時期が幾度もあり、歴代の天皇はその時代にあって、国民に寄り添うべく、思いを受け継ぎ、自らができることをなすよう努めてこられました」(←誉:歴代天皇の中に、正親町天皇のお名前があって、思わず身近に感じてしました)
「その精神は、現代にも通ずるものがあると思います。皇室のあり方や活動の基本は、国民の幸せを常に願って国民と苦楽をともにすることだと思います。」
「(時代や社会の変化に応じて)状況に対応した務めを考え、行動していくことが大切であり、その時代の皇室の役割であると考えております」
以下、誉です。
上記の部分だけでも、陛下が普段から誠実に国民に寄り添い、真摯にご自分の責務を果たしていらっしゃるのが、よく伝わってきます。
しかもご自分の視点だけではなく、歴代の天皇にも言及してらっしゃる。真剣に天皇としてのあり方を見つめ、ご先祖様にも想いを馳せて、広い視野で物事を見ていらっしゃるのだなと思いました。
その後陛下は、コロナ禍の影響で自ら命を絶つ人が増えている事を極めて痛ましく思われている事や、皇后陛下の体調について無理せずにできることをひとつずつ着実にと気遣われている事、そして敬宮愛子様のご様子、などについてお答えになられていました。
で。
ここからが、個人的に非常に気になった部分です。
実は、お誕生日の記者会見に相応しくない質問が、宮内庁によって了解されてしまっていたのですよ。
「眞子様の結婚問題について陛下のお考えを教えて下さい」
と言う、とんでもない質問。
これが何故とんでもないかと言うと、眞子様の結婚問題はあくまでいち宮家の問題。
もし天皇陛下が結婚問題に関して何か発言すると、それが天皇陛下の公式見解となってしまいます。
しかも、平成の時代には天皇(現上皇)陛下が結婚に裁可を出し、昨年には眞子様の父君・秋篠宮殿下も結婚を認める発言をしたのです。
そしてこの結婚には、国民からの反対の声も少なからず上がっており、決して結婚問題だけが理由ではありませんが(でも大きな理由のひとつ)、皇室は令和で終わってもいい、との思いを抱く国民も増えてしまいました。
皇室に対し、国民の心が離れてしまうかもしれないので、私には無関心ではいられません。
このような状況下で、天皇陛下が結婚問題に関し、簡単に肯定も否定もできません。
何故、宮内庁が記者のこの様な質問を許したのか。
私は率直に「これは罠なんじゃないか」と思いました。
天皇陛下がどう発言をされようと、それが公式見解になるのです。
陛下が肯定しようと否定しようと、発言を利用出来る。
何か問題が起こっても、発言した陛下の責任に出来る。
そういう罠を、張った誰かがいるのではないか。
そう邪推をしてしまうくらい、私には不審な思いがありました。
あの聡明な陛下ならば下手な発言はなさらないと思いますが、どのような発言をしても、マスコミは都合のいい解釈しかしないでしょううから、少し心配してました。
ところが、さすが天皇陛下です。
「眞子内親王の結婚については、国民の間で様々な意見がある事は、私も承知しております。この事については、眞子内親王が ご両親とよく話し合い、秋篠宮が言ったように、多くの人が納得し、喜んでくれる状況になる事を願っております」
なんと鮮やかな切り返しでしょう。
明確な肯定も否定もしない、しかし、責任の所在を明確にした、かつ国民の気持ちを無視しないお言葉。
難しい状況での、最善のお言葉だったのではないでしょうか。
さて。
聡明な陛下を罠に掛けようと思ったら(?)、見事な切り返しにあって、その影響かどうかはわかりませんが、私の見たN●Kのニュースでは、眞子様の結婚に関する陛下のご発言は、見事なまでのスルーでしたね。
他局ではどうだったかは、わかりませんが。
まあ、陛下のお言葉を、都合のいいように曲解して報道するマスコミは、存在するかもしれませんけれどね。
眞子様の結婚問題は、国民の間でも賛成や反対の声など、様々な意見があります。
何故、この結婚に反対している国民が少なくないのか、眞子様には一度立ち止まっていただけたらなと、いち国民として思います。
長くなりましたが、常に国民に寄り添って下さる、天皇皇后両陛下はじめ皇族方に、いち国民として心から感謝申し上げます。
最後までお読みいただきありがとうございました。