レネ監督→岩政監督へ 激動の1週間 | ばーやちゃんのブログ「リンガフランカ」

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サポーターの皆さんはもうご存知の通り、

先週末(8月7日(日))からこれまで大変な一週間となりましたね。


私のなかでもずっと喜怒哀楽が入り交じった複雑な心境の中、少しずつ前向きに考えて今ここです

→8月13日(土)指差し指差し指差し


激動の一週間の私の心境を追ってみました。

お付き合いいただければ嬉しいです。




8月7日(日)

午前中は、レネ監督の突然の契約解除報道。

いやーウソウソ指差し


と思っていたら、午後には公式からの、

レネ監督退任の発表があり、



は?????びっくり


と開いた口が塞がらない状況でした。


いやーまだ信じられん。




は??びっくり


Ha??びっくり



早すぎるわーーー。


来日して4カ月で、

いくら最近の成績が右肩下がりだったとしても、

横浜Fマリノスと前日の広島に負けて連敗となったのが、そんなに決定的だったのか。


横浜戦で、力負けだと書きましたが、

単純に選手層の薄さ問題も他の方から指摘されてますよね。

私もそう思うし、ほとんどの人は、それは気づいてるんじゃないかと。

分かりやすすぎて、だからこそ、



Ha??びっくり


だったんだろう。


要は強化部がやることやってないのに、

なんで評価くだしてんだー。

そんでもって、監督やめさせたらシーズン途中で混乱しかないだろ。っと思ったわけです。



なぜ1シーズンすら我慢できなかったのか。

1シーズン最後までやってみて、それで評価してから次へ向かってはいけなかったのだろうか。


去年ザーゴをやめさせてもそんなに飛躍しなかったのを考えると、途中解任はどうなのか、と。降格しそうとかなら話は変わるけど、今回は待つ事にした方がいいと思いましたが。


しかし、現実は変わらず。

監督の更迭となってしまいました。





8月8日(月)

監督の契約解除の発表と同時に、公式からの発表が「退任」という少し微妙な表現だったのもあり、また、公式のコメントも


レネ ヴァイラー監督とフットボールにおける現状と今後の方向性について協議した結果、双方合意のもと契約を解除することとなりましたので、お知らせいたします。


今回の監督更迭はフロントの一方的なものだけではなかったことが判明してきました。


そして、

岩政コーチの新監督就任が発表されましたね。

岩政先生は現場を最も間近で見てきたわけで、この大混乱の中、よく引き受けてくださったと思います。

この混乱を招いたのはフロントの責任であって、岩政先生は鹿島愛だけで前を向いてくれている。


もうね、

応援しますよ!

ゴタゴタを気にしていても仕方ない。

次のリーグ戦はまた週末にやって来ます。


ただ、私は、鹿島のフロントには岩政先生のような貴重な逸材(私が言うのもおこがましいですが)を大切にしてほしいです。


鹿島がまた強くなるための方法を理論的に考えられる方だと思ってますし。


まずは自分たちのミスを事実として受け止めて、それを収拾させるために重要な役割を引き受けてくれた岩政新監督に篤く誠意を見せてほしい。


これから結果が出なかった場合が万が一起きたとしても、岩政先生が鹿島を嫌いになるような事だけは絶対に起こしてはいけないですし、大きな損失にしかならないです。


そう願った監督就任でした。




8月9日(火)

鹿島の強化部、吉岡フットボールダイレクターがインタビューに応じ、レネ監督退任の内容が明らかになりました。

リンクは水曜日の記事ですが、

火曜日にはインタビュー自体は行われて質疑応答に答えていたようです。


https://news.yahoo.co.jp/articles/79c36c748830b9323ab56b7ca79fba3f5cd56e23?page=1 



私が注目したのは、

「日本とヨーロッパのサッカーのマネジメントの違い」

それがあるのが分かったのは、かなり収穫でしたね。というか、その日本の中にも鹿島アントラーズの特殊なマネジメントがあるんだと思います。
そもそも鹿島は当初からブラジルのチームマネジメントを取り入れてスタートしているので、今回のレネ監督のマネジメントは受け入れるにはギャップが大きすぎたのでしょう。

初のヨーロッパからの監督でしたからね。



具体的には、試合前日のスカッド(選手)のマネジメント等で、先発以外は完全に別枠で練習するなど、はっきりスタメンとサブで区別するなどあったみたいですね。

まあ、そうなんだ。という所ですが、これだけでも全然やり方は違うと思いますよね。


文化的な違いがあるんだな。面白いな、と思いましたね。


あと、監督にあれこれ要望を出すというスタンスね。

これが通用するためには、監督も相当やり手じゃないと難しいかなと思いますよね。コミュニケーション的なやり手というか、きちんとお互いに落とし所を言葉にできないとキツいのかなと。


そういう意味では、レネさんには通訳の壁も含めてサポートは不十分だったのかもしれません。

ここは、大いに反省するべきかも。




じゃあ、元に戻してどうしたいんだ?!


という所ですが、



私はね、鹿島アントラーズは「ファミリー」という言葉があるように、

ちょっと人懐こい、有機的と言いましょうか、

情熱的と言いましょうか、

おせっかいと言ってもいいかな。


茨城県という土地柄にも合ってるし笑



そういうチームマネジメントの文化は、全然残していいと思ってるんですよ。


もしかしたら、それで世界基準から少し外れてしまうかもしれません。


でも、逆にそれが標準化から外れた個性になればいいのではないか。

鹿島が鹿島らしいカラーやアイデンティティを持ち続けるために。



なので、今回の監督解任劇は、私たちが鹿島アントラーズの内情を知るいいきっかけになったと思いますし、またそれを知りたいと思ったサポーターの熱量も素晴らしかったと思っています。





8月10日(水)

レネ監督の退任にともなって契約解除となったコーチ陣(ドラガン ムルジャコーチ、マヌエル クレクラーフィジカルコーチ)ですが、岩政新監督のリクエストで時間がかかっても不在のままきちんと探していく方向になったらしいです。


そして、岩政新監督はチームの原理原則を再構築する作業に入る旨の記事が出ていて、頑張ってほしいなー、と改めて私も前を向けるようになりました。


試合展開がうまく行かなくなったときの「立ち返る場所」という言葉で表現されてますが、こういう叙情的な言葉をよく使うんですよね、好きだなあー照れ照れ照れ





8月11日(木)

鹿島アントラーズの、これからのコンセプトはどうなるんだろう?

というより、今までの鹿島アントラーズを再定義した時にまた、チームの目指すところが明確になって行くでしょう。


昨年相馬さんが言った


地味に強い


が本当に好きで。


ということは、基本試合巧者でないと勝ち続けられないと私は思っているのです。

ということは、ここまでトライしてきた


試合の主導権を持って仕掛けるサッカー

は間違ってないと思ってます。


が、、、



相手の状況を見て、仕掛けない時間帯もある。



みたいな、そんな引き出しも欲しいんですよねえ。まあ、余程の知将じゃないとこの展開の読みと駆引きは難しいと思いますが。


ただ、待てよ・・・

なんか、岩政新監督ならやってくれそうな気がする❗チューチューチュー

勝つ事からの逆算の青写真を壮大なスケールで持ってるような期待感がある!


頑張れアントラーズ❗


↑この辺からだいぶ前を向いてきた笑






8月12日(金)

新加入のエレケ選手がチームに合流。色々大変な時に、でけえ!っていう規格外の体格をした選手が入って、期待してしまうのはやはり、鹿島アントラーズが好きだからか。


https://twitter.com/atlrs_official/status/1558058863307689984?t=ykc9Oh2Wjlo2dLvtVEnf6Q&s=19 

 




8月13日(土)

明日は福岡戦がありますね!

ここまでのリーグ戦は前節広島に敗れて勝ち点40で首位Fマリノスとは8差。

まだ諦めるには早いです。


アントラーズファミリーの粘りと意地を期待します。

振り返ると、これまで取ってきたタイトルは、華麗に圧倒的にというものではなかったですよね。


そこがしびれるし、熱いものがあるわけで、鹿島サポーターはそういうところもチームカラーとして好きなのかもしれません。


最後に岩政新監督のコメントも。

「今鹿島に求められているのは”新しい鹿島”を創り上げること。そのために、伝統ある『これまでの鹿島』を正しく定義し、新しい時代の『これからの鹿島』を選手たちと一緒に、そして皆さんと一緒に、手探りで見つけ出していきたい。鹿島が鹿島であるために。カシマがカシマであるために」




(※アントラーズアプリ「ファインダー越しの世界」より)



今後の監督もずっと情熱的な人がいいな、と、

ふと思いましたね。



がんばれ

鹿島アントラーズ(ノ・∀・)ノ