【106th 甲子園100年】組み合わせ薀蓄~第1日 開幕試合から勢いをつけるか
106回目の夏甲子園100年の夏酷暑対策として試験的に初めて二部制も導入される今大会春夏通じて初出場の学校も新潟産大付、聖和学園がありさらに大会皆勤校の大社が32年ぶりに戻ってくるなど話題にも事欠かない大会となりましたそして今年も恒例の(そしてどれだけニーズがあるのか不明ですがw)組み合わせ薀蓄をしたためさせていただきます。観戦のお供にご活用ください【第1日】第一試合 有田工業(佐賀)-滋賀学園(滋賀)有田工業2年ぶり3回目 滋賀学園15年ぶり2回目佐賀県通算45勝(春6勝 夏39勝) 有田工業通算1勝(春0勝 夏1勝)滋賀県通算65勝(春23勝 夏42勝) 滋賀学園通算3勝(春3勝 夏0勝)有田工業は3度目の出場ですが2度目の開幕試合となります過去2度以上夏の開幕試合を戦ったチームは34校ありますが有田工業が35校目に名を連ねることとなりました<6回>1校北海(T13 10回○、T14 11回●、S7 18回●、S13 24回●、S15 26回●、H27 97回●)<4回>3校松商学園(T9 6回●、S25 32回●、S52 59回●、S53 60回●)天理(S34 41回○、S53 60回○、S62 69回○、H16 86回○)福井商業(S52 59回○、S59 66回●、H8 78回○、H19 89回●)<3回>5校常総学院(S63 70回○、H13 83回○、H21 91回●)松山商業(T8 5回○、S5 16回○、S27 34回○)静岡(T13 10回●、S30 37回●、S38 45回○)早稲田実業(T11 8回●、T15 12回○、S31 38回○)鳥取西(T4 1回○、S4 15回○、S33 40回○)<2回>25校東邦(S14 25回●、S44 51回●)青森山田(H11 81回○、H16 86回●)秋田商業(S35 42回○、H12 82回●)水戸商業(S24 31回○、S35 42回●)津久見(S27 34回●、S40 47回○)関西(S23 30回○、H7 77回○)明星(T6 3回●、T12 9回●)鹿児島実業(S58 65回●、H27 97回○)横浜商業(S8 19回○、S58 65回○)桐蔭学園(S59 66回○、H4 74回●)県岐阜商(S11 22回○、S46 53回○)龍谷大平安(S49 56回○、H26 96回●)九州学院(H11 81回●、H22 92回○)桐生第一(H10 80回●、H15 85回○)成田(S21 28回●、H2 72回○)慶応(T5 2回○、T6 3回○)堀越(S42 49回●、H9 79回●)佐野日大(H1 71回○、H5 75回●)長野商業(S9 20回●、S14 25回○)智辯学園(S56 63回●、S57 64回●)新潟商業(T12 9回○、S33 40回●)甲陽学院(S3 14回○、S5 16回●)呉港(S9 20回○、S12 23回○)日大山形(S54 61回○、R3 103回○)和歌山商(S6 17回●、S26 33回○)また佐賀県勢の開幕試合と言えば佐賀商業、佐賀北が勝利してそのまま優勝まで突き進んだことはあまりにも有名で過去3勝1敗S18 19回 ●佐賀師範2-6横浜商業○H6 76回 ○佐賀商業6-2浜松工業●(優勝)H19 89回 ○佐賀北2-0福井商業●(優勝)H25 95回 ○有田工業5-4大垣日大●(2回戦敗退も常葉菊川に善戦)有田工業は佐賀勢のミラクルに挑みます一方の滋賀県勢の開幕試合も相性がよくて2勝0敗S61 68回 ○甲西7-0三沢商業●(ミラクル甲西の翌年)H29 99回 ○彦根東6-5波佐見●過去の佐賀と滋賀の対戦成績は夏は初対戦春は1度ありますがS59 56回春 1回戦 ○佐賀商業17-4高島●ワンバウンドの満塁ホームランでおなじみの試合です当時、外野フェンスに過去の優勝校の白いボードが並んでいましたがこの試合を機にボールが見えにくいという理由で取り外しされました(優勝校ボードが飾られていた日の最後の試合は京都西6-1明野 取り外し後の最初の試合はPL学園18-7砂川北となります)展開は打力の滋賀学園に対して走力と守備力の有田工業ということで僅差で競り合いたい有田工業に対して序盤で突き放したい滋賀学園ということになりそうです有田工業のエース石永君の粘りが勝負の分かれ目となりそうです第二試合 英明(香川)-健大高崎(群馬)英明2年連続4回目 健大高崎9年ぶり4回目香川県通算133勝(春63勝 夏70勝) 英明通算2勝(春1勝 夏1勝)群馬県通算111勝(春41勝 夏70勝) 健大高崎通算19勝(春13勝 夏6勝)第2試合ですがインターバルを空けて16時試合開始となります開会式の余韻からクールダウンすることができることは互いにコンディションを整えるにはいい環境であると考えます健大高崎はセンバツチャンピオンで春夏連覇を狙いますが2年生ダブルエースの一角である佐藤君をケガで欠くこととなり石垣君の肩に負担がのしかかります、それを同じ2年生の下重君がどこまで台頭するかがチームとしてもポイントとなりそうです打力では健大高崎が優位、英明からすればエース清家君がどれだけ健大高崎打線を封じるかがポイントとなります大会第1日の第二試合(1県1校制となった第60回以降)香川と群馬はとても相性が悪くて香川勢は0勝2敗S55 62回 ●高松商業1-8横浜○(横浜は優勝)H26 96回 ●坂出商業0-16敦賀気比○(敦賀気比はベスト4)群馬勢は0勝3敗S62 69回 ●中央2-7PL学園○(PL学園は優勝)H2 72回 ●高崎商業1-7沖縄水産○(沖縄水産は準優勝)R4 104回 ●樹徳3-7明豊○(明豊はベスト16)とともに勝利がありませんしかも勝利したチームはことごとく好成績を収めているという共通項があります相性の悪い日程を制して、勢いをつけることができるでしょうか香川と群馬の過去対戦は群馬の3勝0敗S13 24回 2回戦 ○高崎商業5-0坂出商業●H9 79回 2回戦 ○前橋工業8-4丸亀城西●H27 97回 1回戦 ○健大高崎10-4寒川●県勢対戦では群馬優位と出ていますが果たして・・第三試合 岐阜城北(岐阜)-智辯学園(奈良)岐阜城北9年ぶり4回目 智辯学園2年連続22回目岐阜県通算143勝(春67勝 夏76勝) 岐阜城北通算4勝(春3勝 夏1勝)奈良県通算150勝(春60勝 夏90勝) 智辯学園通算44勝(春16勝 夏28勝)岐阜城北は夏4度目ですが初出場時の岐阜三田時代に勝利を挙げて以来26年ぶりの夏勝利を目指します一方の智辯学園は2年連続出場ではありますが、昨秋の近畿大会では1回戦で須磨翔風に敗れ春も天理に完敗と苦戦続きでしたが夏はしっかり出場を果たしました大会第1日第三試合(1県1校制となった60回大会以降)を戦うのは岐阜県勢は0勝1敗H3 73回 ●市岐阜商0-6明徳義塾○奈良県勢は1勝1敗H14 84回 ○智辯学園6-0拓大紅陵●H17 87回 ●天理3-7国士舘○岐阜県をノーシードから勝ち上がった岐阜城北の勢いが勝るのか打力が活発な智辯学園がその勢いを止めるのか試合開始予定が18:30といきなりのナイトゲームこのあたりも試合の明暗を分けることになるかもしれません岐阜県と奈良県の過去対戦は奈良の3勝2敗S48 55回 2回戦 ○天理3-0中京商業●S56 63回 1回戦 ●智辯学園1-6岐阜南○(開幕試合)S58 65回 1回戦 ●天理0-7岐阜第一○H11 81回 2回戦 ○智辯学園9-2県岐阜商業●(3回一挙9点のビックイニング)H29 99回 2回戦 ○天理6-0大垣日大●