子供のバレエ教育 | 小野真理子AWAKEメソッド・バレエブログ

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東京・恵比寿 studioAWAKE
ジャンルに捉われない小野真理子オリジナルAWAKEメソッドをもとに自分の体に向き合います。
ダンス、スポーツ、日常生活、健康全てに応用が利く万能なAWAKEメソッド。プロ・趣味、身体・心について書いています。

子供の頃どういうバレエ教育をするかによって


その後の人生大きく左右されてしまうわけですが


過剰なターンアウト
押しつけるようなポイント
過剰なストレッチ


脚の変形
コアの不安定
怪我の予備軍

となってしまいます。




私自身

股関節がターンアウトしやすかったり

甲が高かったため


『ターンアウトしなさい。』

『爪先をしっかり伸ばして甲を綺麗に伸ばしなさい。』

と言われ続け

高校生の頃には
腰痛に膝痛ダウン
足の甲にはガングリオンダウン
真っ直ぐだった脚はX脚にダウン

しばらく踊れない日々をも経験しました。



テクニックもなかなか強くならず

言われた通りにやってみているつもりでも出来ず
『股関節も柔軟性があって
X脚で強い脚を持っているのに
なんで出来ないの?』

って言われるたびになんとも言えない気持ちになったのを今でも覚えています。



そういえば最後には
『やる気と根性がないビックリマーク

とまで言われていましたねぇ…




最近、小学生や中学生のバレリーナちゃん達のピラティスなどを指導していますが


見事にターンアウトさせられすぎたり

体の柔軟性を求められすぎている弊害がよく見られますしょぼん



本当に残念しょぼん


バレリーナになることを夢見て

指導する先生を信じ

頑張っているものが既にちょっと道から外れているなんてショック!



気付くのはいざ、
オーディションを受けに外の世界に出た時や

うまくいってバレエ団に入ったところで
怪我に悩まされたりした時でしょう。



気づいた時には既に遅い。


長年かけて作り上げた間違った体の使い方はなかなか治らないからです。


今まで作り上げたものを間違っていたんだと認識し、変える勇気も相当なものだろうし


時間や労力もかかります。




そういうダンサーに作り上げてしまわないように

私たちバレエ教師、ピラティスのトレーナーが気をつけなければなりませんよね…




バレエ教師の資格があれば少しは変わるんだろうか?
とも思いますが、

資格を持っているから必ずしもいいとは言えないし

なんにせよ
バレエをやったことのない生徒に

バレエを教える=体を正しく作り上げる指導を約束します

という当たり前のことをしっかりしていきたいと思います。



と強く思った2011年でした。


とはいえ今年はまだ終わってないので、
しっかり手を抜かず自分が指導している生徒をいい方向にし向けていきたいと思いますニコニコ