カムイノミ
今日は民博で年に一回の「カムイノミ」のある日だった。
カムイノミとはアイヌの神様への儀式。
民博には本物のアイヌの方が材料、作り方
すべて本当のアイヌのもので建てた
「チセ」というアイヌのおうちが一軒まるごと
展示されている。
本物の家である以上、毎年きちんと
カムイノミを行わなくてはならない。
そこで、毎年 休館日を利用して
本当の儀式を行うのだ。
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むかし、10年ほど前に偶然読んだ本で
あるアイヌの人が書いた本があった。
私はこの本がとても好きで、何度も何度も読み返し
いつか機会があれば北海道に行ってこの本の村を
訪れたいと思ってたのだ。
月日はあっというまに流れ、
気がついたらずいぶん経ってしまい
ええかげんに行かなアカンなぁと思ったので
数年前にその村に行った。
んで、まぁいろいろあって
そこからいろんな縁があって
毎年、私も民博でのこのカムイノミに参加
させてもらっているのだ。
何の役にもたたんので
ただのお邪魔虫なのではあるが。
このカムイノミの祭司がこの本の作者の方。
もう80近くになるのでちょっと体は弱っているものの
いまだに現役で本も執筆しておられる。
具合がよければ氏が私財を投じて創った博物館を訪れた
かわいい女の子にもちょっかいを出したりして(笑)
茶目っ気満々のラブリーなおやじさんである。
しかし、近頃ちょっと体調が思わしくない日が続いていたので
今回、もしかして具合が良くなければ中止の可能性も
あると聞いていて心配していた。
念のため昨日の晩、北海道に電話をし、
弟さんの奥さんに聞いた。
「んー大丈夫!今日の飛行機で大阪いったよ~!」
ということでほっと一安心。
今日の朝まで行くつもりだったのだが…
結局、私のほうの問題で
今日は実は残念ながらカムイノミに
行くことができなくなってしまったのだった。
無事に今年もカムイへのお礼はすんだのだろうか?
今頃、もう北海道の村でゆっくりしてるのだろうか?
去年のように帰ったとたん風邪ひいたりしてないだろうか?
夏に「今度はアイヌ団子私がつくる!」って豪語してたのに
結局、約束果たせなくて…本当にごめんなさい…。
来年こそは団子隊としてがんばるから、
元気で来年もカムイノミしようね。
※写真は去年だったかおととしだったかのカムイノミの
様子。このときの氏は大阪芸人も真っ青なほどの
見事なキャラを暴発され、周囲の教授さん方を軒並み
煙に巻いておられた。そして私は完全におやじさまの
愛すべきキャラにノックアウトされたのであった。
だけど大丈夫。
耳が聞こえなくなったです。
明日、久しぶりに本番なのに
ドラムの音が聞こえない。
聞こえない。
でも、この私に弾けないわけない。
大丈夫。聞こえなくても大丈夫。
私は私の力でできるから。
神様はオカンに。
この私が弾けないわけない!!!!
聞こえなくても
痺れてても
大丈夫。
見てろよーーーーっっっっ!!!!!!!!!!
大丈夫。
父さんが、一人で留守番をする実家に久々に帰った。
居間の机の上に、開けたばかりの桐箱が置いてあった。
おかん、誕生日に渡せなかった切子の抹茶碗。
大奮発して買ったのに
買ってから何ヶ月も渡すの忘れてて。
やっと渡したその日に入院するなんてなぁ・・。
切子なんだから、来年の夏まで使えないよ。
こおりを浮かべて、苦手な抹茶、今度はちゃんと飲むよ。
ここまでくるのに、たくさんの人の愛情もらって、
奇跡のような偶然をいっぱい起こしてきたじゃん。
明日、朝9時手術スタート。
おかんの強運を信じてるぞ。
神様へ。
私や姉は、とにかく幸運でした。
たくさんのすばらしい友人に出会え、
奇妙な親父を持ち、
料理のうまいオカンを持ち、
そして、喧嘩ばかりしたけど
運よく姉妹がいたこと。一人じゃなかったこと。
事故にあったときも、たくさんの人に
支えられ、生かされて、事故の相手がにくくてにくくて
悔しかったけど、
いや、今になって考えれば
失ったからだの機能よりきっとイイモノもらったよな。
それに文句ばっかりいってたけど
今の仕事についていなければ
体験できなかったこと
会えなかったこと
なんの力ももたなかったことももてなかった。
親戚にも恵まれ、
祖父や祖母にも恵まれ、
たくさんの愛すべき知り合いもできました。
どの人も、本当はとてもいい人でした。
人生の師匠も見つけました。
心から尊敬する人も見つけました。
背中のケロイドも、足も、歯も、かおの傷も、右耳も、左目も
使えないものや、きちんと働かないものや、いらないものもいっぱいもってるけど
でも、
でも、
幸せです。
どうか、
どうか、
萩に行きたいっていってたのに
仕事が忙しいって伸ばしてたし、
姉ちゃんの誕生日パーティもしたいっていってたのに
日が合わないからまたねって伸ばしてた。
栗ご飯作るから帰っておいでっていわれたのに
会社から帰ってしんどいから嫌っていっちゃった。
ごめんよ。ごめんよ。
でも行かないつもりやなかったんよ。
もう少し時間ができたら・・・
それが・・・。
反省するから、
こんどから
ちゃんと面倒がらずに話を聞くから、
だから神様、
おかんをまだ連れて行かないで。
みんなが、
私たちだけじゃなく、
世の中のみんなが
幸せでありますように。
今日は私信。
仲良くなるのはいつも「オヤジ」ばかり。
同世代の友達より確実に「オヤジ」の友達のほうが
濃く、多く、そして楽しいのです。
N氏というこてこてのオヤジがいます。
入社以来、やたらウマがあってほんと、
何かにつけて一緒に行動していました。
会社一下品な男として名を馳せていたN氏と
入社の時に社長に「君は一か八かで採用したんだよ。」と言われ
会社一の問題児だった私は
最初のころこそお互い牽制してましたが、
N氏の強烈なゲロ・うんこネタを聞きながら
食事ができる女ということでめでたく認められ?
それ以来約15年、まさに公私共々
コンビを組んでいたのでした。
写真を撮ったりしていたので
私は、たまに気が向くとその海岸にN氏がいるのはわかってるから
ふら~っとのぞきにいき、岸壁で昼寝をしたりビールを飲んだり、
ぷかぷか浮いてるN氏のお尻めがけて石を投げたり、
「お前行く?」
「そっちはどうよ?」
とお互いの動向を女子高生のように確認し
アラスカやフロリダや、マイアミやバハマなどの撮影旅行など
とにかく海に行くときは日本も外国もいつも一緒に行ってました。
私が大人になって相当グロい食べ物や汚いもの、悪環境でも平気に
なったのは確実にこのオヤジの影響でした。
家族で一緒に旅行もよく行きました。
N氏も私も、好きなもの、興味のあるものや言動がよく似ていたので
奥さんや子供からは「本当に2人は良く似てるねぇ~。時々どっちが
お父さんか間違えそうになるよ!」などと言われ
ずんぐりむっくりの脂ぎって日焼けで真っ黒のN氏の姿を思い、
ちょっと、それって姿かたちじゃないよね!?よね?!」と
毎回確認したりしてました。
そのN氏が、本日をもって会社を退社いたしました。
仕事関係の人たちへの挨拶周りの手配や幾度となく繰り返される
送別会の連絡、手配なんかでばたばたしてました。
もう事務所で馬鹿話するのも
不良社員とののしられるのも、声が大きくてヒンシュクかうのも、
社会人として不適格といわれるのも、きちんとスーツ着てないのも
私一人なんだなぁー・・。
通勤途中に会うへんな顔の犬の話も
妖怪の話も、ゲテ食の話も、ジャンジャン横丁の話も
そんな話をしながら一緒に馬鹿笑いして探検しにいくことも
もう、日常ではなくなるんだなぁー・・。
私たちの勤めてる業界は、こういうことは
ままあることなので、いずれとは思ってたから
特に特別じゃないし。
いつもいつも短気でわがままなオヤジの
面倒を見てたのはほとんど私の方で
あーもうようやくこれで解放される!やーい。
本人にそんなことをいうと調子に乗るのが
目に見えてわかってるし、
もったいないので絶対いわないけど
意外と少しは、さびしいもんだな。
どうせすぐ面倒かけにくるだろうから
ほんのちょっと今だけだけどな。
2年後に浅草にできる、ある施設の責任者になることになりました。
どうぞ、無事オープンできた暁には皆さん
よろしくお願いいたします。
失敗して帰ってきたらまた遊んでやるよ。