そろそろ8時前になって来たので、別府駅を出てJR線沿いを小倉方面に10分程歩くと見えてきました。
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別府市富士見町「KIHEI CAFE」本店
調べると「KIHEI CAFE」は大分県のコーヒーチェーン店の様です。
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丁度8時の開店時に着いたので、お客さんは私だけ。
一番奥のピアノのそばのテーブルに座りました。
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モーニングメニューはこれだけでした。
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ブロガーさんの言う通りモーニングにしてはボリューム感がありますね。
ふんわり卵のオムレツが絶品でした。
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アイスコーヒーは水出しでした。
水出しのアイスコーヒーってああいう味がするんですね。

これで600円
ブロガーさんの書いた当時は500円でした。
500円なら最強のモーニングと自信をもって言えますが、600円が微妙なんですね。


小雨交じりの中、大分駅に戻りました。
本来は湯布院観光も出来る切符を買う予定でしたが、二日とも雨の予報なので、温泉巡りしかないと思いまして、別府市内2日券を買いました。
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とりあえず鉄輪で乗り換え、明礬温泉に行きました。
雨は上がりましたが凄い霧と硫黄の臭いです。
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明礬温泉名物の湯の花小屋
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そして、明礬温泉の鶴寿泉で入浴
入湯料はお賽銭ということで、50円を入れようとすると、地元のおばちゃんが10円でいいって言うから、10円を賽銭箱に入れて入湯しました(笑)
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鶴寿泉のお湯
微かに白濁した温泉でした。
前もって予習すると源泉温度61.8℃で非常に高温の温泉のようですが、誰かが水を入れたようで、そんなに熱くなかったです。
素朴な温泉で気に入りました。
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お風呂上りに有名店の岡本屋売店で「地獄蒸しプリン」260円を食べました。
情報では絶品!と評判のようですが、まぁ普通に美味しかった程度かな。

この後近くの泥湯のある露天風呂に行く予定でしたが、霧が凄いし雨も上がらないので断念してバスで鉄輪に戻りました。

雨が降りやまないので亀の井バスの待合室で雨宿りしていると、20分程で雨が止み鉄輪散策。
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10年程前に訪れましたが、以前はもう少し素朴な町並みだったな。
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明治建築の富士屋
元は旅館でしたが、現在はギャラリーになっているそうです。
カフェ利用のお客さんのみ内部見学出来るので、外から撮影しました。
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足湯ではなく足蒸し
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木の蓋を外して温泉で蒸されている所に足を入れます。
かなり暑かったです。
10年前にはこのような施設はありませんでした。
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そしてお目当ての「鉄輪むし湯」へ
10年前に来た時はもっと古ぼけた建物でしたが、私が利用した後直ぐに建て替え、場所も移動したそうです。
このむし湯は薬草の石菖が敷き詰められた部屋に入り寝そべります。
入湯料金は510円で別途レンタル浴衣210円掛かりますが、私はTシャツ短パンを持参してきました。
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むし湯の入口

内部は撮影出来なかったので、ネット上から拝借(笑)
薬草の石菖が敷き詰められた内部です。
これが蒸されて8分間入ります。ほうじ茶のような香ばしい香りです。

たった8分間と侮ってはいけません。凄まじい高温で直ぐに汗だくになり、ほとんどギブアップ寸前でタイムアップになりました。

前回は8分間の時間制限はなく従業員の裁量に任せていましたが、市の指導でそうなりました。
まぁ8分間が限界だと思いますね。

そして、前回になかったお風呂が付いていて、汗を流せるようになったのがいいですね。
しかし、鉄輪むし湯の強烈さに温泉巡りをする気力がなくなりました。


鉄輪を離れてバス移動の途中、折り畳み傘を無くしているのに気付き、ホームセンターを見つけて下車。傘を買った後停留所に居ましたが、中々亀の井バスが来ない。
来るのは大分交通バスばかりなのです。
別府という地方都市なのでバス会社は一社独占だと思い込んでいたのですが、大分交通の方が幅を利かせているのですね。
翌日はうっかり大分交通バスに乗ってしまい無駄なバス代を払わされました(泣)

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ようやく亀の井バスが来て別府の繁華街北浜に到着
別府のランドマーク別府タワー
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商店街は何本もあるのですが皆シャッター街でした。

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別府駅に向けて歩くと駅前高等温泉があります。
大正13年に建てられた歴史ある建築で前回ここに宿泊しました。

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駅前高等温泉の直ぐ近く、別府駅から徒歩1分に今宵の宿泊地「別府ステーションホテル」
いわゆるペンシルホテルです。
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部屋の様子
一般的なビジネスホテルですが、窓からの眺望がひと味違います。
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10階の部屋からは別府駅のホームが丸見え!
鉄ちゃんにはたまりませんね音譜

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部屋にはコンパクトサイズのバスルームがあるのですが、流石に温泉地別府です。
源泉かけ流しの大浴場も完備してました。

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翌日のモーニングです。
他にカレーライスもありましたが、さんふらわあのバイキングで少し食べたカレーが美味しかったので、ディナーのお楽しみにしてこちらにしました。
カレーのリポートは次回で。

翌日も曇天模様の別府ですが、果たしてどうなるでしょうか。

つづく




今回から九州ふっこう割を使った別府旅行を3回に分けて書きます。

今春北九州を旅行した直後に熊本地震が起きました。
その後、政府が九州活性化の為に旅行に助成金を出す「九州ふっこう割」制度が出来ました。

今春九州に行ったばかりですが、安く行けるならもう一度行こうかと色々調べると、とんでもない価格で行けるツアーを発見しました。
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フェリーさんふらわあが出した特別価格のツアー
今回私はフェリーさんふらわあ往復と船内の食事代1000円分、そして別府市内のホテル(朝食付き)が、何と7100円で行くことが出来ました。
国の助成金は何と14000円でした。

九州ふっこう割ツアーは沢山出ていますが、ここまでの格安ツアーは無いと思います。

しかし、9月に入ってから毎週のように台風が襲来!
船が欠航してしまえば、せっかくの格安ツアーもそれまでですから。

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台風は何とか免れましたが、秋雨前線の影響であいにくのお天気。
予報では別府滞在中雨模様の予想です。
神戸・六甲アイランドに停泊中のさんふらわあ・ぱーる
小雨模様の中での撮影です。

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ツアーの価格は大部屋の「ツーリスト」も寝台の「プライベートベッド」も同じでしたので、当然プライベートベッドにしました。
部屋にはカードキーを入れて入ります。
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今年からさんふらわあに導入されたプライベートベッド
10人部屋ですが、従来の寝台よりもプライベート感が増して、個室に近い感じになっています。
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私は上段にしましたが、従来の梯子を登るのではなく、階段ですから、より個室感を感じられる上段をお勧めします。
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テレビ付きの室内
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テレビリモコンやコンセント、ドリンクホルダーも付いています。
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アメニティ
さんふらわあマーク入りのタオルと歯ブラシセット
そして、テレビ視聴用のイヤホンです。
このイヤホン、意外と高性能でお持ち帰り自由でした音譜
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空調風量調節
最新鋭の部屋なのに、何故かここだけはアナログな感じです(笑)
ノブを回して風量を調節します。
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部屋の長さは220センチありますので、荷物は部屋の中に十分置く事が出来ますが、貴重品等を入れるためにコインロッカーも完備、更衣室もありました。

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エントランスは阪九フェリーに比べて極めて地味で定員数確保を優先しているようです。

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綺麗なお風呂に入って夕食タイム
さんふらわあはバイキングのみで1540円でした。
以前にも書きましたが、関西発のフェリーは阪九フェリー以外皆バイキングです。
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夕食で1540円ならリーズナブルな価格と思いますが、品数はホテルのバイキングに比べたら少ないのは事実です。
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これが今日の夕食
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ローストビーフ、鮭の刺身、鯵の南蛮漬け、エビチリ、秋刀魚の煮物等
薬で容態は安定しているとはいえ、油気の多いフライや唐揚げは避けました。
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生野菜はたっぷりと頂きました。
本当は生野菜用の器があったのですが、分からずにこちらに入れてしまいました。
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お酒は松竹梅のスパークリング清酒・澪
アルコール類は別払いですが、販売価格は市価とほとんど変わらず、520円でした。
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デザートもありますよ。
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デザートはケーキ、みたらし団子、ミニシュークリーム、オレンジをアイスコーヒーで頂きました。
ミニシュークリームが美味しかったので、帰路の夕食にも頂きました。

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さんふらわあの展望席
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阪九フェリーと違って椅子が固くなく、長時間快適に過ごせますね。
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向かいは売店と自動販売機
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自動販売機は焼きおにぎりや焼きそば、カップラーメン等を販売。
バイキングを食べない方や夜食用ですね。

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食事後、小雨の明石海峡大橋を通過。
雨だったので見学者は少なかったです。

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寝台に戻るとテレビを観ました。
部屋は狭いですが、テレビが予想以上の大型(26型?)でテレビを観ていると部屋の狭さを感じさせませんね。
阪九フェリーと違ってBSはハイビジョン放送でした。

居住性は阪九フェリーの個室の方が上ですが、これはこれで十分快適でした。
ちなみに通常価格は片道11,210円です。

翌日
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朝食バイキング620円があるのですが、読者になっていたブログのモーニングメニューが気になっていたので、ここは我慢して食べずに下船しました。帰路の楽しみにします。
西大分港に着岸したさんふらわあ・ぱーる

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懐かしい国鉄風のJR西大分駅舎
西大分港から歩いて10分程ですが、途中で雨が降って来ました。
果たして二日とも雨なのか?
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JR九州の815系普通電車で別府駅へ向かいます。
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別府駅に到着。只今午前7時
お店の開店時間までまだ1時間あります。
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暫くホームにいて883系特急ソニックを撮影
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改札口を出て亀の井バスのフリー切符を買おうとすると、8時30分にならないと営業しないとの事。
ちょっと遅いんじゃないの?因みに亀の井バスの鉄輪営業所ではお昼の1時間営業休止していました。
これが別府スタイルなのか!

駅構内のお土産売店をウロウロしながら時間を潰し、お楽しみのモーニングを食べに向かいました。

つづく

今回紹介する作品は
1959年(昭和34年)新東宝
「金語楼の海軍大将」
曲谷守平監督
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あらすじ
上海陸戦隊本部配属の三等水兵・山下敬太郎(柳家金語楼)は、好色な水原大将(坊屋三郎)の当番に配属されたが、中国・重慶側のテロ団に拉致された水原大将の身代わりをすることになる。

新東宝の金語楼シリーズ最終作です。

今回は作品のストーリー紹介よりも資料的そしてミーハー的ブログです。

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山下敬太郎(柳家金語楼)
金語楼さんの役は、老年?三等水兵・山下敬太郎ですが、山下敬太郎の役柄で大蔵新東宝時代にシリーズ7作も作られていたのですね。
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映画タイトルに海軍大将と書いていますが、海戦シーンがあるのは冒頭だけで、しかもこれは山下敬太郎の夢の中の出来事。
日本海軍はアメリカ海軍に勝ちまくり、遂にアメリカに無条件降伏を受諾させる史実とは逆。
戦果を伝えるのは参謀役の丹波哲郎さん。

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酒保の娘みち子(星輝美)
「金語楼の海軍大将」はCS未放送の幻の作品だったのですが、つい先日DeAGOSTINIからDVDが発売されたので、早速購入しました。
勿論目当ては輝美さんです(笑)
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輝美さんは金語楼さんの娘役とばかり思っていましたが、何と恋人役でした!!
輝美さんと金語楼さんの実年齢差は40歳。
孫役でも不思議ではないのに。
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二人でままごとをするシーンも

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輝美さん自体は出番は少ないのですが、金語楼さんの夢の中で芸者・みち奴に。
勿論輝美さんが芸者姿になるのは、これが最初で最後、超貴重なシーンです。
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夢の中で元帥になったさん山下敬太郎と踊るみち奴

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水原大将(坊屋三郎)
妾が3人でスケベな大将だが、金語楼と並ぶこの作品の中心人物です。

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重慶側のテロ団と対決する日本特務機関の杉浦大尉(寺島達夫)と女間諜の巴静子(万里昌代)
ハンサムタワーズの寺島さんはデビュー間もない出演。
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万里さんは重慶側の役の方が合うと思ったのですが、似合うチャイナ服で潜入したり、得意な柔道技を使ったりで活躍、この役で良かったですね。

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重慶側のテロ団の面々
平凡太郎 宇田勝哉 魚住純子 谷村昌彦
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その中で紅明蘭役の魚住純子さんは、水原大将を誑しこんで拉致に成功するなど活躍する。
やっぱりこの役は万里さんより魚住さんですね。

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謎の和服の女(シークレット・フェイス)
これがシークレット・フェイスとしてデビューした三条魔子さんのデビュー作で初登場シーンです。
当時16歳の三条さんですが、とても見えない大人びた顔です。
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言い寄る水原大将から財布をスル三条さん。
デビュー作は女スリ師だったのです。

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葛城中尉(吉田輝雄)
山下敬太郎の直属の上官だが、今回は同じハンサムタワーズの寺島さんの方が重要な役でした。
資料的にはこれが吉田輝雄さんの最も古い映像です。

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山下敬太郎の活躍?で重慶側のテロ団は逮捕され、二階級特進し水原大将から一日大将を命じられた。
和服姿の輝美さんも貴重です。

あとがき
この作品の脚本は曲谷守平監督と渡辺祐介助監督の共同で、監督昇進直前だった渡辺祐介さんの色がかなり出ていますね。

一応戦記物ですが、終始コメディになっており、敵の重慶側のテロ団の役名は四暗刻など麻雀の役満名を使うなどコメディに徹していました。

ただ、当時はあまり知られていなかった自爆テロを連想させるシーンもあり、後々見ると斬新なアイデアでしたね。


最後にDVDの特典に付いていた作品資料から出演者紹介の一部をどうぞ。






7月末にまたパソコンが壊れてしまいました。
今回は何の異変も無く突然起動しなくなり、ヤマダ電機に持って行ったら、ハードディスクの故障が原因と診断されました。
はっきりした原因は定かではないのですが、Windows10にアップグレードしたのが一番可能性が高いと言われました。
アップグレードして半年以上経っているのに!と言いましたが、直ぐに故障が現れずに時間が経ってから表面化する事はよくあるそうです。

ヤマダ電機の専門家に言わせると、アップグレードもプロに任せた方がいいと言った口ぶりだったのですが、本当にそうなのかね?

ただ修理費用はハードディスクの保証期間内だった事や、昨年入ったサポートサービスで、ほとんど掛かりませんでした。
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Windows10についてはWindows8より起動や操作性が早く、何よりもプラウザが重くなりにくいのが非常に気に入っていました。
しかし、ハードディスク交換中に無償アップグレードが終了してしまい、結局Windows8に戻されて先週帰って来ました。
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実は私が一番気に入っていたプラウザはOPERAでした。
OPERAはChromeと似た操作性でしたが、ご覧の様にブックマークが見やすく、その上数か月前から画面に広告が入らない仕様になり、YouTubeを観る時に出る動画開始前のCMや動画中の宣伝テロップも出ずに快適に観る事が出来ました。

しかし、Windows8版のOPERAは他のプラウザ同様に広告やCMが出るようになり、重くなるのが凄く早くて、最悪フリーズ状態になってしまいますので、ほとんど役に立たないプラウザになってしまいました。

結局メインプラウザはChromeにして、Chromeが重くなって来たらChromeのウインドウを閉じて、サブとしてIE・ Firefox・OPERAを使い回す方針でやっています。

どうせならハードディスクがもう少し早く壊れて、アップグレード代を払ってもWindows10を使いたかったな。

そしてパソコン故障中の出来事
私は10数年前にラジオをAMからFMに切り替えていたのですが、最近のFMがつまらなくなってしまい、昨年からAMもまた聴く様になりました。

10年以上前に聴かなくなった四国放送「となりのラジオ」も昨年暮れから回帰して聴いています。

私はほとんどクイズに応募しないのですが、「聴いてりゃ分かる月曜3時45分のクイズ」という番組の中で話した事が問題になり電話で答えるクイズに参加し、見事正解してしまいました音譜
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クイズ正解のプレゼントが入った封筒
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プレゼントは可愛らしい4色ボールペンでした。

でも嬉しかったのは、プレゼントよりも、四国放送一の美人アナの中山千桂子アナウンサーとおしゃべり出来た事です。

ただ、ちょっと緊張していたので、中山アナと上手く話せなかったのが残念です。
今度また参加して、中山アナとおしゃべりしたいな(笑)


今回のタイトル喜怒哀楽は、「となりのラジオ」の番組テーマでして、
私はパソコン故障でまたWindows8を使うはめになった「哀」と
クイズ当選で中山アナとおしゃべり出来た「喜」ですね。


中山アナが参加した「となりのラジオ公開放送の動画がありました音譜

今回紹介する作品は
1967年(昭和42年)松竹
「純情二重奏」
梅津明治郎監督
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あらすじ
信州の孤児養護施設「みどり園」の保母高山栄子(倍賞千恵子)は、母きくが死ぬ時に残した日記帳を見て意外な事実を知った。日記帳には栄子の父が、現在の作曲界の重鎮河田武彦であることが記されていた。
倍賞千恵子・美津子姉妹の本格共演で、美津子さんの映画デビュー作です。
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高山栄子(倍賞千恵子)
歌謡映画という事で、歌が上手い千恵子さんの歌声も堪能出来ます。
これだけ歌う千恵子さんを観ることが出来る作品は無いと思いますよ。

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栄子は165系(169系?)の急行電車で父親が居る東京へ。

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栄子の父親で作曲界の重鎮河田武彦(北竜二)
栄子は母親の日記を見せ、自分が娘だと告白するが、「家庭の事情」で、今まで通り父親は無かった事にしてくれ!と自分勝手な言い訳をされてしまいます。

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河田八千代(倍賞美津子)
河田武彦の娘だが、秘密があった。
父親の居るレモンレコードの歌手で典型的なわがままお嬢さん。後に高山栄子のライバルになる。
この写真が映画デビューの初登場シーンです。
倍賞美津子さんは松竹歌劇団出身だったので、歌は上手かったというより、想像以上に上手かったです。
こういうキャラは美津子さんにピッタリ。

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関一郎(吉田輝雄)
河田武彦の弟子で新進作曲家
街で栄子が関の作曲を批判した事から知り合います。
所々臭い台詞もありましたが、石井監督作品で慣れている吉田さんはへっちゃらでしたね。

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父への反発からか、栄子は関に歌手志願し、レモンレコードでレッスンを受けます。
個人的には、栄子が段々と歌が上手くなっていくシーンが一番好きでした。

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レモンレコード所属の歌手として高峰三枝子さんが「ひとり花」という歌をレッスンするシーンが。
実はこの作品はリメイクで、高峰三枝子さんが高山栄子役を演じているのですね。
当時の観客は皆知っていると思うので、大変なサービスシーンだったと思いますが、私は高峰三枝子版は観ていないのです。
そしてこの映画の主題歌・純情二重奏も高峰三枝子さんが歌っています。

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恋愛シーンはあまり無いのですが、白樺をバックに栄子と関が歩くシーンは、松竹メロドラマ風です。

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関が好きな八千代は、栄子に肩入れする関と口論になるが、ここで関は栄子が八千代の姉である事を伝える。

しかし、それだけではなく八千代は河田武彦の実子では無く、河田は恩師の為に恩師の身重の娘と結婚したのだった。

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遂に倍賞姉妹の対決が!
といっても一方的に美津子さんが罵るだけでしたが。

昔、河田武彦が栄子の母に書いた詩を関が作曲し、河田武彦が編曲した自信作「たそがれの母情」も、栄子が歌うはずだったのに、祖父になる河田武彦の恩師に取り入って八千代の物にしてしまいます。
栄子は歌手を辞め郷里の信州へ帰ってしまい、新人賞対決は八千代に決定します。

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レコード芸術祭賞(レコード大賞)のゲストで扇ひろ子さんが歌います。
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森進一さんもゲスト
当時デビュー一年目の森さん。若い!

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新人賞受賞曲「たそがれの母情」を歌う八千代は、客席に栄子が居るのを見つけて歌を止めてしまいます。
実は、河田武彦の実子で無い事を知った八千代は、信州に帰った栄子を呼び寄せのだった。
そして、自分はこの歌を歌う資格がなく、栄子こそが歌うべきだと言います。
ここで倍賞姉妹が和解成立。
「たそがれの母情」の一番は栄子が歌い。
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二番は八千代が歌いました。
美津子さんが歌うとブルース調になるんです(笑)
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そして三番は倍賞姉妹のデュエット音譜
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演奏を指揮した河田武彦も涙ぐみます。

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ラストシーンは倍賞姉妹のダンスでした。

あとがき
今回紹介した「純情二重奏」リメイク版は、倍賞姉妹の映画初共演&美津子さんの映画デビューという話題も満載なのに、ネットを調べるとほとんど情報もなく、チャンネルNECOで放送されても、あまり話題にもなっていないのが不思議です。

作品の出来も、昭和40年代の松竹が制作した歌謡映画の中では上位だと思うのですけどね。

高峰三枝子さん版の出来ばえがあまりにも良かったから霞んでしまったのでしょうか?
一度は高峰三枝子さん版を観てみたいです


動画は高峰三枝子版のハイライトシーン