星輝美さん主演の映画『狂熱の果て』が、神戸発掘映画祭2018の一環として、10月28日に新長田の神戸映画資料館で上映されることが決定しました。

『狂熱の果て』の作品自体は神戸とは関係ありませんが、山際永三監督が神戸出身という事で実現したと思われます。

『狂熱の果て』の上映は10月28日(日)14:30〜15:48


16:10〜18:15は山際永三監督作品のテレビドラマ『恐怖アンバランス劇場・仮面の墓場』や16ミリ自主映画の短篇『罠』『炎1960~1970』そして『狂熱の果て』予告編を上映し、最後に山際永三監督のトークショーが行われます。

入場料金は前売券が1000円、当日券は1200円ですが、客席が38席しかありませんので、前売券を購入する方がいいと思います。

9月21日から神戸映画資料館で発売されますが、電話予約も可能だそうです。

※『狂熱の果て』と山際永三監督のトークショーを観るには別々の入場券買う必要があるようですが、詳しい内容は神戸映画資料館に尋ねて下さい。
http://kobe-eiga.net/kdff/program/2018/10/1334/#pro05

それで、私ですが、残念ながら長田には行きません。

実は10月24日に東京の国立映画アーカイブで上映される『狂熱の果て』の前売り券を買ってしまいました。

これをツイートした後、石井輝男プロの下村さんから神戸でも上映されると連絡を頂きましたが時すでに遅しでした。

映画館の前売り券の損失だけなら大したことありませんが、往きのスカイマークの「いま得」(早割)のキャンセル料が…

7090円で購入した航空券のキャンセル料が6660円も掛かり、たった430円しか払い戻しされないのです。

帰りの夜行バスはそれほどキャンセル料が掛からないので、東京よりも新長田に行った方が安く済むのですが、6660円を捨てるのは癪なので、東京で観ます。





シネマヴェーラ渋谷では今年も9/1~9/21に新東宝作品特集が開催されます。
タイトルは「玉石混淆!?秘宝発掘!新東宝のまだまだディープな世界」

旧新東宝・大蔵新東宝の19作品が上映されます。

これが19作品のポスター
どうなんでしょうかね、CSでの放送やDVD発売している作品が多いので、ディープ度レア度は薄いかな~と思ってしまいました。

特に今回は企画者の下村さんに、星輝美さんの初主演作「思春の波紋」をリクエストしていたので、大変期待していたのですが、残念ながら叶わずでした。

そんな中でディープ度レア度から判断したお勧めは、渡辺祐介監督の「契約結婚」と「桃色の超特急」かな。どちらも10年以上前にチャンネルNECOで放送されただけですし。

「契約結婚」は(沼田曜一・小畑絹子)(寺島達夫・大空真弓)の二組が契約結婚する話。沼田曜一さんの哀愁さと大空真弓さんのツンデレぶりが見所なんですが、冒頭で渡辺監督のデビュー作「少女妻 恐るべき十六才」のユキ(星輝美)と五郎(鳴門洋二)の結婚式を映すのがたまりません(笑)

一応「少女妻 恐るべき十六才」と別役ですが。

「桃色の超特急」は大空真弓さんが4役で出演し、おまけに主題歌まで歌ったコメディ映画。
東京から大阪へは151系特急「こだま」を使い車内ロケ満載です。


「大虐殺」は関東大震災後の軍部による朝鮮人や社会主義者への弾圧を描く作品で、右寄りの会社の新東宝が左側を描く珍しい作品ですが、ビデオも出てましたね。

「風雲七化け峠」は三原葉子さんの公式デビュー作なのでファンは必見。
「男の世界だ」はハンサムタワーズ共演ですが、CSで何度も放送してますからねぇ。

最後にパンフレットの写真は「肉体の野獣」の川喜多雄二と三原葉子ですが、ポスターはこれ。

三田泰子さんが一番大きく写ってますね。
三田泰子さんは「天城心中天国に結ぶ恋」でヒロインデビューするはずだったのが、石井輝男監督の横やりで三ツ矢歌子さんに奪われ、その後もイマイチな感じがしていましたが、この看護婦役は良かったです。

9月2日に大空真弓さんのトークショーがあります。
大空さんが渡辺祐介監督をどう語るのか興味はあるのですが、今回は辞退します。

私は10月24日と12月5日に東京国立近代美術館フィルムセンターで上映される「狂熱の果て」を観る予定です。

最後に上映作品の予告編動画を貼っておきます。

『桃色の超特急』


『肉体の野獣』


『海豹の王』





昨年のゴールデンウィーク旅行は豊岡・城崎に行きましたが、今年はまた名古屋です。

近鉄に乗る前に寄るUCCカフェプラザ日本橋店。
モーニングメニューを見ると、大好きなワッフルセットが復活してるので迷わず注文音譜
やっぱりUCCカフェプラザではこれですね。

大阪上本町駅地上ホームから2600系五十鈴川行き急行に乗ります。

車内はロングシート、「宇治急」と呼ばれる長距離区間を走る急行なんですが、上りはほとんどロングシートなんですよね、伊勢中川迄の2時間が苦行タイムになるのですが、GW中でも比較的空いているので、安く行ける急行を利用します。

伊勢中川から名古屋行き急行に乗り換え。
名古屋側の2両はロングシートの2600系ですが、後ろ4両はクロスシートの5200系です。
当然私は5200系に乗りました。

名古屋駅に到着、所要時間は3時間30分でした。
23000系特急「伊勢志摩ライナー」が停車していて、全席売り切れの表示が出ていました。

名古屋駅から徒歩10分程のビジネスホテルオイセ、今回で3回目の宿泊です。
名古屋地区の格安ホテルはGW中は割高になる傾向が高まっておりますが、オイセは変わらずの2400円(税込み)なので、凄く人気があり、2ヵ月前に売り切れました。
実は2年前の豊田市美術館旅行の時には知立市のビジネスホテルに泊まりましたが、本当はここに泊まりたかったのです。
前回の失敗の教訓から2月に予約しました。

翌日は地下鉄・バスが600円で乗れるドニチエコきっぷで名古屋市内観光です。
先ずは栄を経由して金山へ。
写真はJRと名鉄が乗り入れる金山総合駅構内です。

駅前に建っている名古屋ボストン美術館が入っている金山南ビル。

名古屋ボストン美術館は1999年にボストン美術館の所属する美術品の展示する美術館として誕生しましたが、慢性的な低入場者数と、ボストン美術館への高額な寄付要求が負担になり、20年契約後の新たな更新は行わない事を決め、今年の10月8日で閉館が決まりました。
それで今年は名古屋ボストン美術館のお別れに来たのですが、鉄道ファンはこういうのを「葬式鉄」と言いますが、他のジャンルでも「葬式」付けるのですかね?
今回観たのは「ボストン美術館の至宝展」で日本を含む東洋美術と西洋印象派絵画でした。
GW中と「葬式」で会場は沢山の人が入っていました。

ビル内に本家ボストン美術館を模した支柱が。
名古屋ボストン美術館が撤退した後、このビルはどうするのでしょうか。

「ボストン美術館の至宝展」観賞後、地下鉄で栄へ。
名古屋一の繁華街だった栄も名古屋駅前に押されていたのは聞いていましたが、栄の中心から少し離れた地下街は、GWなのに閑散としていたのには驚きました。

栄のランドマーク名古屋テレビ塔。
ヤフオクでゼットンという会社の株主優待が格安で売られていて、名古屋テレビ塔・徳川美術館・徳川園の入場券(2400円)が500円で買えました。

名古屋テレビ塔は高さ90メートルの展望室と100メートルの野外展望台(スカイバルコニー)があります。
当然スカイバルコニーからの方が見晴らしがいいのですが、金網で囲まれてる為、写真が撮りにくいです。
90メートルの展望室から撮った名古屋駅方面。

100メートルのスカイバルコニーから撮った栄の中心地・名古屋三越方面。

名古屋三越の隣のある老舗百貨店の丸栄。
丸栄も閉店が決まってしまい、栄の凋落が・・・

テレビ塔見学後、栄の地下街にある美味しいお蕎麦屋さんに行こうとしたのですが、どこにあるのか分からなくなってしまい断念。

適当に昼食済ました後、バスで徳川美術館へ移動。
徳川美術館は徳川家への献上品や武具を多数展示しているのですが、最大の目玉は国宝の源氏物語絵巻です。
しかし、源氏物語絵巻はほとんど展示しておらず、今回もイミテーションを展示。
本物の源氏物語絵巻は京都国立博物館で観ましたが。
それに、ロッカールームもなく重い荷物を持ちながらの観賞は苦痛でした。

その後、日本庭園の徳川園を見学。

鯉の群れ。

バス・地下鉄を乗り継いで近鉄名古屋駅に到着、伊勢中川まではL/Cカーの5800系急行に乗りました。
L/Cカーとはラッシュ時にはロングシート、日中はクロスシートに転換可能な座席の車両です。
クロスシート状態で来たのは嬉しいのですが、椅子が硬くて、この座席で長時間過ごすのはキツいですね。

近鉄の掲示板で伊勢中川から大阪上本町へ向かうクロスシート急行の発車時間を教えてもらっていたので、それに合わせて名古屋発の急行を決めました。
本当は20分後の急行でも間に合うのですが、伊勢中川でゆっくりトイレ休憩したかったのと、ホームにあるファミマで冷たいコーヒーや食べ物を調達したかったのです。
急行車両にもトイレはありますが、ファミマで買い物する時間はありませんので。
大阪上本町行き急行の前寄り2両はロングシートの1200系でした。後寄りに並んで良かったのだが・・・

急行は両側のドアが開くのですが、私の居たファミマ側より反対側のドアが先に開き、約10秒後に開きました。
急行は結構混んでいて、反対側の乗客がドッと入って来たので席が埋まってしまってる!
車両を移動したら何とか1席空いてたので、そこに座り事なきを得ました。

2時間後、終点の大阪上本町に到着、クロスシートの5200系の方向幕は準急榛原行きに変わっていました。

2月にヤフオクで株主優待券を1枚1700円で買えましたが、名阪まる得きっぷが廃止された為、販売価格が高騰してヤフオク・金券ショップでも2000円以下で買えなくなりました。
そうなると、名阪高速バスの方が安く行けそうなので、今後名古屋に行く選択肢が増えそうです。

2月、東京国立近代美術館フィルムセンターで、発掘された映画たち2018が開催され、
星輝美さん主演映画の「狂熱の果て」が上映されました。

是非とも行って観たかったのですが、2回しか上映されなかったのでスケジュールの都合で断念しました。

ツイッターを見ると、「狂熱の果て」について、色々書かれていましたので、それを基にブログにします。

狂熱の果て(78分・35mm・白黒)
2018年2月2日7:00 PM@大ホール 2018年2月20日3:00 PM@大ホール
1961(佐川プロ)(監・脚)山際永三(原)秋本マサミ(脚)山田健(撮)岡田公直(美)宮沢計次(音)林光、萩原秀樹(出)星輝美、松原緑郎、藤木孝、奈良あけみ、柏木優子、鳴門洋二、沢村みつ子、利根はる恵、秋本マサミ、中岡慎太郎、大谷くにお

ジャズと車と痴戯に明け暮れる「六本木族」の若者たちを待ちうける虚無と退廃を、過剰な演出で描破したもう一つのヌーヴェル・ヴァーグ。倒産後の新東宝作品を配給した大宝の第1回配給作品となったが、同社も1年後には解散。本作がデビューとなった山際永三監督による入念な調査により、原版の受贈とプリント作製が可能になった。

東京国立近代美術館フィルムセンターのサイトには、このように紹介されています。
星輝美さんの役は高校生の牧野ミチです。
輝美さん主演3作品は高校生ばかりだったのか、まぁ「少女妻 恐るべき十六才」は擬似高校生でしたが。

東京国立近代美術館フィルムセンターは300席程あり、満員になることはあまり無いそうですが、2月2日と20日の二回共満員になったそうですね。
しかも、2月2日には星輝美さんと山際永三監督が来場していて、観客席から挨拶したそうです。

え~そうだったの!来場する予告は全くなかったのでサプライズだったんだ。


これは星輝美さんとトランペッター役の藤木孝さんのスチール写真ですが、藤木孝さんはデビュー作で、滅茶苦茶初々しかったそうですね。
このツイートが印象に残ったので載せます。

今日はフィルムセンターの特集上映で大宝作品「狂熱の果て」を鑑賞。 事前のアナウンスがなかったのにも関わらず、会場に山際永三監督がいらしてご挨拶をされたのにはビックリ! 本作が映画デヴューとなる藤木孝さんの芝居があまりにも初々しくて、観ていて気恥ずかしさを感じてしまった……(^^; 
返信 リツイート いいね 2/20(火) 21:46

山際永三監督は20日にも来場していたのですね。
自身の初監督作品で唯一の劇場作品ですから、上映されて感慨深かった事でしょうね。


これは当時の「狂熱の果て」の新聞広告。
直前まで上映映画館が決まらなかったそうで、大宝映画は出発から苦境でした。

始めに貼った「狂熱の果て」のポスターは石井輝男プロの下村 健さんの所有物で、2日に輝美さんと山際監督にサインしてもらったのです。

下村さんは、ヤフオクで落札した雑誌にも輝美さんにサインして貰ってます。
あ~羨ましいな。

今回の「狂熱の果て」上映の盛況で、何れシネマヴェーラやフィルムセンターで再上映されると思いますが、山際監督が神戸出身なので、出来れば新長田の神戸映画資料館か、新開地の神戸アートビレッジセンターで上映して欲しいですね。









年明け恒例となった旅行、今回は山陽路にしました。
実は、じゃらんから、11月限定で使える1000円分のクーポンを貰いましたので、広島の三原で格安旅館を見つけて、早々と予約していました。

山陽方面は、夜行快速「ムーンライト山陽」が走っていた時代に何度も訪れていますが、今回は初めて訪れる竹原を中心に設定しました。

何度も電車を乗り継いで岡山駅に到着。
相生駅からは、国鉄色の115系に乗りました。
この色の電車が見られるのは、もうこの地区だけかもしれません。

ここで一休みして、駅前の店で軽食を頂き、駅構内をぶらついていました。
津山線ホームに停車していたキハ40快速「ことぶき」を撮影
国鉄時代の塗装に塗り替えられたノスタルジー色です。

黄色の115系に乗って三原へ。
三原駅から呉線に乗り換え、瀬戸内の海岸沿いを走ります。
この日は大変寒かったのですが、見るからに寒そうな写真ですね。

黄色塗装の105系電車が竹原駅に到着。
この地区の殆どの電車がこの色に塗られています。

竹原町並み保存地区

江戸時代の建築物が建て並んでいて、飛騨高山の上三之町にも負けない雰囲気があるのですが
寒いのもあるのか、閑散としていました。

賴山陽の祖父・頼惟清旧宅

邸内は無料公開されています

京都の清水寺を模して建造された西方寺・普明閣


普明閣内部は無料で入れます。
竹原市内を一望出来る、絶景スポットになります。

竹原観光を終え、呉線に乗り三原駅で下車。
今日は本当に寒かったですが、明日はもっと寒いそうなのです。

駅から歩いて5分程で今宵の宿の山根旅館に到着
かなり老朽化した建物ですが、庭木等は綺麗にしていました。

玄関直ぐの様子
歴史ある竹原を観光したばかりですので、その延長線の様な雰囲気です。


部屋の様子
6畳部屋ですが、本間なので8畳以上に思える広さです。
昭和テイスト全開のお部屋ですが、Wi-Fi完備で、昨今の宿泊施設ではWi-Fiは必須条件になってます。

夕食
トンテキがメインで、鯵の開き、揚げ餃子、茶碗蒸しが付きます。
この旅館、出迎えも食事の配膳も、ご主人が一人でやってました。
他に誰もいないのでしょうか?調理もご主人がしているのかもしれません。
そのせいなのか、鯵の開きは冷たくなってました。

向かいに座った方はお刺身が付いていました。
これは、お刺身プランで、1500円アップのようです。
お刺身の量も多かったので、このプランにするのもアリかもしれません。

そして、注目すべき所はアルコールは他所から持ち込みOKなのです。
近くにイオンもありましたので、そこでお酒を買ったら安く上がりますね。

朝食
鮭の塩焼きが美味しいと、口コミに書いていましたが、本当に美味しかったです。
私のプランは1泊2食で4980円、じゃらんの限定クーポン使いましたので、1000円引きでした。

三原駅からは新型の227系に初めて乗りました。
糸崎まで1駅だけでしたが(笑)

糸崎からは117系に乗車

車内はオリジナルのままでした。
京都口の117系は一部ロングシートに改造されていますので、黄色に塗られたのは残念ですが、懐かしかったです。


坂の街・尾道を観光
尾道は過去1度訪れたのですが、今回はNECOで放送された「志都という女」が尾道が舞台でしたので、ここで志都役の芦川いづみさんがロケした跡を探訪する事にしました。
坂道の階段は整備されていますが、尾道の街は「志都という女」当時とあまり変っていないと思いました。

千光寺公園からの展望
この日は、雨の予報でしたので、雨が降らずに訪れる事が出来たのはラッキーでしたが、曇天で写真映りはイマイチですね。
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「志都という女」で志都と中河勉が度々デートした、この場所を探したのですが。

大きな石がある場所を見つけたのですが、ここではないようです。

家に帰って調べ直すと、この場所は千光寺公園ではなく、浄土寺の不動岩という場所でした。
千光寺公園よりかなり東側にあり、尾道駅から遠いのですが、いつの日か行ってみたいと思います。

駅舎が改装工事中の尾道駅から、黄色の115系に乗車します。
この地区の大半の電車はこれですが、車内は新快速用の223系と同様のクロスシートを使用しています。

福山駅で降りて福山城を見物、このあたりは晴れていたんです。
岡山から東に向かう場合、大半は岡山駅乗り換えとなり、時間待ちが長いので、12時07分発相生行きの電車を待つことにして、ここで昼食を取りました。

兵庫県に入ると予報通り雨が降って来ました。
雨の姫路に降り立って最後の目的地ヤマトヤシキに向かいました。


年末にヤマトヤシキ姫路店2月閉店のニュースが飛び込んで来て、お別れの為に訪れたのです。
サンテレビのヤマトヤシキCM「あついふれあい ヤマトヤシキ~♪」が好きだったので、姫路に訪れる度に行ったですが、最近はご無沙汰でした。


店内ではギフト商品解体セールをやってましたが、お客さんは少なかったです。
私はカレー缶のセットを買ってヤマトヤシキに別れを告げました。