イングランド 0-0 ポルトガル
PK(1-3)
フェリッポ・スコラーリとの3度目の対決も
イングランドは敗戦を喫してしまった。
この試合、やはりアルゼンチン人は
イングランドが嫌いだったようだ。
試合の行方を決めたのは、ルーニーの一発■
2人に囲まれ、もつれながら抵抗していたルーニー。
もつれあう中で、Rカルバーリョの股間を踏んでしまった。
ただ、これは不可抗力に見えた。
ここで乗り出してきたのが、マンUの同僚、Cロナウド。
主審にルーニーがわざと踏んづけたような趣旨のことを言ったようで、
ルーニーはロナウドの胸を小突いた。これで■ですか?
それとも何か言った?
これで10人となったイングランドは、クラウチを入れ、
完全にカウンターサッカーに戦術を決めた。
一方のポルトガルはデコ不在が響いた。
守りをきっちり固めたイングランドに対し、
ボールを圧倒的に持ちながらアイデア不足。
攻撃に変化がつけられず、攻めあぐむ。
結局、延長まで0-0。PK戦に。
PK戦ではイングランドが、ランパードが外す。
今回は彼の大会ではなかったようだ。
これまでもチェルシーのときの切れ、ゴールセンスが発揮できなかったが、
きょうもそうだった。ポルトガルも2人外し、主導権がとれるかと思ったが、
3人目のジェラードが止められて、完全に主導権を失った。
今回はイングランド史上最強をメンバーと言われたが、
オーウェンの負傷でFWの決め手不足が鮮明に。
ジェラード、ランパードの2人はシーズン中よりも
コンディションが悪かったようで、目立たなかった。
ベッカムも体調不良だったよう。
テリー、リオ、ハグリーブス、AコールらDFメンバーは健闘したが、
点がとれずに散ってしまった。
私の予想では、イタリア-イングランドの決勝と思っていたが…。
ポルトガルはデコが戻ってきてどうなるか。
得点力不足は、はっきりしている。
スコラーリ監督の手腕で試合巧者ぶりが目立っているが…