走れないブラジル自滅で消える | ウマ(美味)優先主義&コスパもね

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ブラジル 0-1 フランス

ブラジルはアドリアーノを下げて、ジュニーニョを入れ、

ロナウジーニョをFWに。


最初こそ、ロニーからロナウドのパスがあったが、

徐々にフランスのペースに。

ビエラ、マケレレの動きに対して、

ジュニーニョ、カカが何もできず。

カフーもスピードの無さを突かれると同時に、

パスが不正確だった。

気合が入って体調の良いジダンに対して、

ジウベウトシウバは綺麗なプレーで対処するが、

自由にパスを出させるだけで何の役にも立たず。


前半はDF陣の活躍で、シュートを撃たせることもなかった。

一方で、途中からはロニー、ロナウドは完全に孤立してしまった。

前半に何も動かず、ポジションチェンジもせず

無駄な時間を過ごした印象だ。


後半に入ると、フランスがまた主導権。

後半14分にジダンのFKにどフリーのアンリが合わせてゴール。

ボーッと並んで突っ立っているブラジル選手が5,6人いた。

まぁ、あれだけジダンに何回もFKのチャンスを与え、

そのたびにアンリがトライしていれば1回ぐらい入るよな。


点を失って初めて、パレイラが動いた。

何もできないジュニーニョに代えてアドリアーノを入れ、ロニーを中盤に。

そしてカフーに代えてシシーニョ、カカに代えてロビーニョ。

これでやっと、ロニーがボール触れるようになり、

ボールが速く動くようになった。


それでも、チュラム、ギャラス、サニョル、マケレレ、ビエリを突破できず。

終盤の猛攻も実らない。

ロニーのFKはバルテスの裏をかいたが、わずかにマウスの上。

これもジュニーニョに前半蹴らせていたりしたため合わなかった感じだ。


思うのはエメルソンの不在の大きさ。

エメルソンがいないことで、中盤のボールの奪い合いのエリアで、

フランスに主導権を渡してしまったのは明らかだった。

ロベカル、カフーのスピードの無さも突かれた。

ロナウド、アドリアーノはやはり動きに切れがなかった。

ここまでなってしまうと、自滅と言っていいだろう。


残念なのは、ロナウジーニョの大会になると言われながら、

ロナウジーニョが輝きを放つ場面が少ないまま終わったこと。

あれだけ、周りが動けなければ仕方ない面もあるが、

ロナウドにパスを回し過ぎたかもしれない。

バルサの時の強引さが必要だったのかもしれない。


フランスはベテラン勢のパフォーマンスが高い。

短期の大会だからこそ、体力が持っているし、

集中してできているのかなぁ。


ここへ来て、ユベントスの選手の充実が光る。

アズーリの中でもそうだし、

フランスでもビエラ、チュラムが安定している。トレゼゲは出てないけど。

得点力不足の呪縛からもアンリは解放されてきた感じだ。

ジズーはラストダンスに向けて充実度を増している。


これで4強は独仏伊葡。やっぱり欧州の大会では欧州勢だった。

バルサ勢で残ったのはデコだけになった。


それから、審判の判定は微妙だなぁ。カードの出し方が偏っている。

前半途中に熱くなるスペイン人の本領を発揮してイエロー出していたし。