リベンジを超越、大人なバルサ完勝 | ウマ(美味)優先主義&コスパもね

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昨シーズンの悔しさを知るすべてのバルサファンが

待ち望んだ対チェルシー戦の勝利。

これでリベンジ完遂。8強入りだ。


これが我々ファンの偽らざる気持ちだろう。

ジョゼ・モウリーニョの度重なる挑発的な発言で、

煽られ、つい因縁めいたものに引きづられていたが、

監督のライカーをはじめ、バルサの選手たちは、

そんなものを超越していたのではと感じさせられた。


カンプ・ノウ決戦は、第1戦の勝ちに加え、

ホームの利を生かして攻め込むバルサと、

堅守を生かしつつ、素早い攻めで2点を取りにくる

チェルシーの緊迫した攻防が予想された。

でも、バルサはいつものポゼッションサッカー、スペクタクルを

捨て前からのプレスで攻撃させない守りのサッカーを選んだ。


チェルシーは、ドログバ、ロッベン、ダフ、Jコールで攻撃を狙ったが、

効果的な攻撃が出来ない。特に目立ったのは、ボールを奪って

素早く前にボールを放り込むはずの、マケレレ、ランパードが、

デコ、エジミウソン、ラーションらのプレスで、バックパスを連発。

前に出してもパスミスを繰り返したことだ。


試合は世界のファンタジスタ、ロニーのスピード、テクニック、

そして驚くべき体幹の強さを生かした、

テリーの体当たりをぶっ飛ばしたゴールで決まり。

あとは、もう何の心配もなく勝ち抜けを決めた。


最後のPKはオフサイドを見逃し、ジオを蹴飛ばして

勝手に転んだテリーにPKを与えた審判のプレゼントだった。


でも試合を通して感じたのは、大人なバルサの強さだった。

きっと、バルサの選手らは、リベンジを考えていたのではなく、

ただ、昨シーズンの負けのような、

自分たちのミスを繰り返さないことをやっただけなのだろう。

ロニーは「昨シーズン、僕らはCLを勝つだけの力があった。

でもミスでそれを逃がしてしまった」とこれまでも繰り返していた。

きっと、昨シーズンの忘れ物を取り返して、

このチームで歴史をつくろうという気持ちだけなのだろう。


こんな試合ができるなら、CL制覇も近づいたと思うのだが、

トリノの縦じまチームが、幸運な勝ちを拾ったのが気になる。

次のステージは、カピタンのプジョールが累積で出場停止。

メッシの復帰も間に合わない。次が縦じまだといやだな。