[1日1カクテル363杯目]グレイハウンド grey houned | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル363杯目]

おうちカクテルシリーズ。

今日はソルティドッグの尻尾って、何でしょうか?

今日はそんなお話です。


 《グレイハウンド greyhoued

●スタンダードレシピ

・ウォッカ30ml

・グレープフルーツ60〜90ml


塩無しのソルティドッグ。

日本では「ブルドック」と呼ばれる事が多いです。

ですが、「ブルドック」と呼ぶのは日本特有のようです。

これは、とあるバーテンダーの方が「塩無しのソルティドッグの名前って何?」と聞かれましたが思い出せず、頭に浮かんだ「ブルドック」と答えのが広まったと、聞いた事があります。


「ブルドック」というカクテルは全く別のレシピがあり、ラムまたはジンとチェリーリキュール、ライムジュースを使ったショートカクテルです。


塩無しのソルティドッグは「グレイハウンド」と呼びます。

1930年に出版された「サヴォイカクテルブック」にもその名前が掲載されています。

この時はジンベースになっています。


「グレイハウンド」はウサギなど小動物の狩に使う狩猟犬種です。

昔のヨーロッパでは貴族だけが飼うことを許されていてそうです。


グレイハウンドはドッグレースにもよく使われています。

時速70キロに達するほど速いそうです。

スピードを上げる時や緩める時は、尻尾を脚の足の間に入れて走ります。


塩無しのソルティドッグはグレイハウンド以外にも呼び方があり、そちらの名前は「テールレスドッグ」。

「尻尾の無い犬」という意味です。


そこから考えると、「ソルティドッグ」の尻尾は「塩」なのかもしれませんね。


それでは、今晩も良いお酒を。


埼玉県まん延防止等重点措置による酒類提供自粛要請に伴い5/11まで休業いたします。

5/12以降につきましてはまた後日お知らせいたします。