[1日1カクテル347杯目]
なかなか出かけられない時期なので、地名がついたカクテルのご紹介です。
《アリスマイン① Alice mine》
●スタンダードレシピ
・キュンメル1/2
・ドライベルモット1/2
・ウイスキー(スコッチ又はバーボン)2dashes
→シェーク又はステア
アリスマインとはロシアにある「アリス鉱山」の事らしい。
マイン(mine)には鉱山という意味もあるのでそこから来ているそうです。
ですが、探してみても「アリス鉱山」の場所がわかりません。
本当にある(またはあった)場所なのかは定かではないです。
キュンメルはオランダで誕生し、そこに訪れた帝政ロシアのビュートル大帝が気に入り製法をロシアに持ち帰りました。
バルト海に近いアラッシ荘園で作らせて商品化されます。
その後、ロシアからドイツに製法が渡り広がりを見せます。
今でもオランダ、ロシア、ドイツで作られているリキュールです。
ロシアでも愛されているリキュールですので、ロシアの地名が付けられたのだと思います。
さて、レシピを見ていると組み合わせはよくありそうな組み合わせ。
ですが、ウイスキーを2dashesとしているのが面白いですね。
さまざまな「アリスマイン」のレシピを見比べてみると、スコッチウイスキーとする場合とバーボンウイスキーと指定している場合があります。
ウイスキーの華やかさを足したい時はスコッチウイスキーを。
ビターズの様に味を引き締めるために使いたい時はバーボンウイスキーを使うのが良いかと思います。
今回はバーボンウイスキーを使った作ってみました。
それで今晩も良いお酒を。
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