[1日1カクテル336杯目]
先日の「ドルチェ&バナーナ」のイタリア続きで、こちらのカクテルをご紹介です。
《リトルイタリー LittleItaly》
●スタンダードレシピ
・ライウイスキー1 1/2ショット
・スイートベルモット3/4ショット
・チナール1/2ショット
→ステア
マンハッタンの派生系カクテル。
海外のレシピが一般的なので、分量表記がわかりづらいです。
1ショット=30mlです。
マンハッタンの味を引き締める「アンゴスチュラビター」の代わりにチナールというハーブリキュールを使っています。
チナールにする事によってマンハッタンとは違う複雑味を持ちます。
さらにマンハッタンはアルコール度数の高いカクテルとしても有名ですが、チナールを使い度数が下がり飲みやすくなります。
チナールはイタリア産の「アンティチョーク」をメインに13種類の材料を使ったハーブリキュール。
カンパリ社が作っています。
本国イタリアで人気の高いお酒です。
さて、このカクテルの誕生は2005年の事。
ニューヨーク州マンハッタンのBAR「ペグクラブ」というお店のオープニングメニューとして、「オードリーサンダース」さんが考案したといわれます。
カクテル名の「リトルイタリー」とは小さなイタリア人という意味ではなく、マンハッタンにある、イタリア人が多く集まる場所の地名です。
このペグクラブは有名なお店で、世界トップレベルのBARだと言われていました。
2017年にはインターナショナルバーショーにペグクラブにいた女性バーテンダーの方がゲストとして参加したこともありました。
ですが昨年アメリカでのコロナ禍、ペグクラブも休業を余儀なくされ、さらに出されたガイドラインを順守する方が難しく、オードリーサンダースさんは休業から戻ることなく、永遠にペグクラブの扉を閉じることを決めたそうです。
BAR業界としてはコロナ禍に伴う大きな損失ですね。
営業時間は短いですが、Bar彩月庵に限らず、馴染みのBARに顔を出していただければと思います。
それが、BAR文化が繋がる一歩となりますので。
それでは今晩も良いお酒を。
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