[1日1カクテル331杯目]
昨日に引き続きこの時期の花の名前が付いたカクテルのご紹介です。
《ミモザ mimosa)
●スタンダードレシピ
・シャンパン1/2
・オレンジジュース1/2
グラスの中で混ぜる
春のこの時期、黄色い小さな花をたくさん並べるミモザ。
世界的にも愛されている花の一つです。
シャンパンを使ったカクテルの中で最も有名かもしれませんね。
「カクテルホントのうんちく話」によると、
19世紀末、ボランジェというシャンパンメーカーに訪れた女性に試飲用のシャンパンを出したところ、強すぎるとクレームがあったそうです。
そこで、バランジェは飲みやすくする為にオレンジジュースで割ってお出ししたそうです。
この優しい味わいになった一杯はフランスの富裕層の女性たちの間で人気が広まっていったそうです。
当時は「シャンパーニュ・ア・ロランジュ(シャンパンのオレンジ割り」というあまり飾り気のない名前でした。
その後一説によると1925年頃までにはパリのリッツホテルで黄色い花にちなんだ「ミモザ」という名前で作られていたそうです。
遅くても1933年にフランク・マイヤーさんが出した本にはシャンパンに半個分のジュースを加えるレシピが紹介されていたそうです。
爽やかな陽気のこの季節、明るい時間から「ミモザ」を楽しんでみるのはいかがでしょうか?
それでは今晩も良いお酒を。
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