[1日1カクテル299杯目]ホワイトレディー White lady | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル299杯目]

おかげ様で1日1カクテルも明日で300杯目です。

読んでいただきありがとうございます。


来週月曜日は「国際女性デー」。

「国際婦人デー」とも呼ばれます。

そこで今日ご紹介するのはこちらです。


〜ホワイトレディー White Lady〜

●スタンダードレシピ

・ジン 2/4

・ホワイトキュラソー 1/4

・レモンジュース 1/4

→シェーク


3月8日は「国際女性デー」。

女性をイメージするカクテルで1番最初に思い浮かべるのは今日ご紹介する「ホワイトレディー」ではないでしょうか?


超スタンダードカクテルですね。

バー好きな方なら一度は飲んだ事があるのではないでしょうか?


ホワイトレディーの誕生説は3つほどあります。


1番有力なのは、1919年にハリー・マッケルホーンさんがロンドンにあった「シローズクラブ (The Ciro's Club)」で働いていた時に考案したという説。


当時はベースがミントリキュールでした。

その10年後ロンドンからパリに移り、ハリーズニューヨークバーを経営していた、1929年にマッケルホーンさんは「ミントリキュールベース」から「ジンベース」に変えたと自身のカクテルブックに書いてあるそうです。


次に有力なのは、おなじみサヴォイカクテルブックの作者ハリー・クラドックさん考案説。


1920年代にサヴォイアメリカンバーで考案したと言われています。

もちろんサヴォイカクテルにも掲載されています。


3つ目はフランスのカールトンホテルのバーで考案されたという説。

ですがこちらは裏付けるものがないので、こちらの説の可能性は低いかと思います。


上2つの説を統合して考えると、最初にマッケルホーンさんがホワイトレディーというミントベースのカクテルを考案し、その後クラドックさんがジンベースに変えて世に広まったのではないかと思われます。


マッケルホーンさんが作った最初のホワイトレディーのレシピが中々見つかりません。

ミントリキュールを使うの分かっているのですが、


・コアントロー2/3、ミントリキュール1/6、ブランデー1/6とする説

・ミントリキュール2/3、ブランデー1/6、コアントロー1/6とする説

・ミントリキュール1/3、コアントロー1/3、レモンジュース 1/3とする説

があります。


考案したマッケルホーンさんも10年でレシピを変えてしまっているので、あまり記述が残っていないのですね。


ホワイトレディーはスタンダードカクテルです。

どこのバーでも作っているのでその分、バーテンダーのこだわりが強いものです。

さまざまなバーで、さまざまなホワイトレディーがあります。

飲み比べてみるとその違いがわかるかと思います。

その違いがスタンダードカクテルの面白さの一つかと思います。


ぜひお楽しみ下さい。

ちなみに海外では卵白を入れたホワイトレディーが多いようです。


次回はそちらをご紹介いたします。

それでは今晩も良いお酒を。


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何卒ご了承ください。