[1日1カクテル296杯目]スリークッション | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

JR大宮東口にあるBar彩月庵のブログ。
~Barの話、酒の話、季節の話、埼玉の話~

[1日1カクテル296杯目]

今日は令和3年3月3日。
平成だと平成33年3月3日。
そこで今日ご紹介するのは3が付くカクテルのご紹介です。

〜スリークッション three cushion〜
・ズブロフカ1/3
・レシピジュース1/3
・グレナデンシロップ1/3
→シロップ、レモンジュース、ズブロフカの順でゆっくりと注ぎ層にする。

私が以前勤めていたBARでよく作っていたカクテルです。

層になったカクテルのオーダーがされた時によくお出ししていました。

このカクテルをあらためて調べてみたのですが、どこにも記載がありませんでした。
当時のマスターも務めていたBar MARIで教わったとの事。
もしかしたらBar MARIのオリジナルカクテルだったのかもしれませんね。


カクテル名はビリヤードから来ていると思います。
ビリヤードの「スリークッション」はポケット(穴)の空いていない台で赤と白、黄色の三色の球を使います。
ゲームのやり方は、打った球を2つにぶつけます。
その際2つ目の球に当てるまでに3回壁にぶつけなければなりません。
これがスリクッションの基本ルールになります。

さて、このカクテルは3層にしたプースカフェスタイルですが、シュータースタイル(またはシューターカクテル)というカクテルの種類なります。

シュータースタイルとはショットグラスやリキュールグラスに材料を注ぎ(または層にし)ます。
それを一気に口の中に入れて、口内でまぜて味わいます。
いわば口の中で作るカクテルですね。
有名なところではB52、ニコラシカがあります。

一方プースカフェスタイルは、ストローを使って一層づつのんだり、そのままグラスで飲んでゆっくりと混ざり合うのを楽しみます。

シュータースタイルのカクテルを飲んでみると、シェークなどとは違う、混ざり合わない美味しさを感じる事ができます。
飲んだ人の中で、段々と混ざり一つの味になっていくので、その人だけにしか味わえないカクテルとなります。

罰ゲームではなく、美味しさを味わう一気飲みカクテルをお楽しみください。

それぞれの素材の比重がかなり違うので、作りやすいカクテルになっています。
ぜひお試しください。

それでは今晩も良いお酒を。
Bar彩月庵は緊急事態宣言に伴い17:00〜20:00の営業となります。
何卒ご了承ください。