[1日1カクテル290杯目]ソノラ Sonora | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル290杯目]

良い天気ですね☀️
もうすぐ春の足音が近くまで来ているようです。
そこで今日ご紹介するのはこちらです。

〜ソノラ Sonora〜
●スタンダードレシピ
・ホワイトラム1/2
・アップルブランデー1/2
・アプリコットリキュール2dashes
・レモンジュース 1dash
→シェーク

ラムとアップルブランデーを使ったとても強いカクテル。
ですが、少量のアプリコットリキュールとレモンジュースでバランスを取ることによってアルコール感が和らぎます。
バランスが難しいカクテルですね。

ソノラ(Sonora)とはスペイン語で「響き」、カタルーニャ地方では「音」を表します。
4つの材料がバランスを取り合い、音楽のように織りなす味わいを持ったカクテルですので「ソノラ」という名前になったそうです。

と、よくカクテルブックなどに書いてあることが多いです。

海外のサイトの記事を見てみると地名から来ている説が出てきました。

メキシコにソノラ州という場所があります。
メキシコ北西部、アメリカのアリゾナ州との国境沿いです。

また、同じ名前のソノラという町がカリフォルニア州にもあります。

この2箇所はアメリカがゴールドラッシュで賑わっていた頃、行き来が多かったそうです。

このアメリカのソノラ町はシエラネバダ山脈のふもとにあり、ここはリンゴの栽培にも適しており、リンゴのブランデーを作っていたそうです。

こうした逸話を知ったバーテンダーが1920年ごろに「ソノラ」を誕生させたのではないか?
とその記事には書いてありました。

ソノラは1930年に出版されたサヴォイカクテルブックにも掲載されているいます。
そこには「アップルジャックまたはカルバドス」を使うようにと書かれています。

アップルジャック(=アメリカ産アップルブランデー)を使うのが元々ということなのではないかと。

何はともあれカクテル名の響きもよく、美味しいカクテルですのでお酒が強い方はぜひお試しください。

それでは今晩も良いお酒を。

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