[1日1カクテル287杯目]プッシーフット pussyfoot | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル287杯目]

今日2月22日は「ニャーニャーニャー」で猫の日。
日本では1987年に制定されたそうです。
そこで今日は猫にまつわるカクテルをご紹介です。

〜プッシーフット pussyfoot〜
●スタンダードレシピ
・オレンジジュース3/4
・レモンジュース 1/4
・グレナデンシロップ1tsp
・卵黄1個分
→シェーク

レシピを見てわかる通りノンアルコールカクテルです。
pussyfootとは「忍び足」という意味があります。
pussyは幼児語での「猫」です。
日本語なら子供が使う「ニャーニャー」といったところでしょうか?
footは足ですね。
という事で「猫の足」。猫が歩いている姿から忍び足、ひっそりと歩くなどの意味になったそうです。


さてなぜプッシーフットがノンアルコールカクテルなのか?

誕生には諸説あります。
海外のサイトを調べてみると、このカクテルは1920年にロンドンにあるエンバシークラブでロバート・ヴェルメールさんによって作られたそうです。

1920年といえばアメリカ禁酒法が施行された年です。
そのアメリカ禁酒法を先導した1人に「ウィリアムE(ユージン)・ジョンソン」さんという方がいました。

元々はネブラスカ州リンカーンでリンカーンデイリーニュースで勤務していました。
この頃の禁酒法に関する見解が評判を上げていきました。
ネブラスカ州で禁酒法について議論していた1889年サロンや醸造所に反禁酒法主義者として潜入し、反禁酒法主義の人たちに、有害な情報を流していました。

そうした活動が政府の一部に認められ1906年〜1911年までインデアン準州、オクラホマ準州で内閣特別捜査官として働き4400もの有罪判決を勝ち取りました。

その後反サルーン連盟に入りさらに禁酒法を広める為に活動を続けます。
1919年にアメリカ全土で禁酒法が決まった後は国内のみならず世界で禁酒法を推進すべく働き続けました。

こうしてウィリアムE・ジョンソンさんは世界に名前が知られていきます。

彼の潜入調査、おとり調査などから「プッシーフット」のニックネームで呼ばれました。

そこから「プッシーフット」というノンアルコールカクテルが誕生したのだと思います。

緊急事態宣言により19時以降はお酒の提供が禁止されていますがノンアルコールカクテルなら平気なんですかね?

それでは今晩も良いお酒を。

緊急事態宣言に伴い17:00〜20:00の営業となります。
何卒ご了承ください。