[1日1カクテル275杯目]コロニアルクーラー #colonial cooler | 大宮 Bar彩月庵~Barの彩時記~

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[1日1カクテル275杯目]

昨日ご紹介した「コロニアル」。
今日もコロニアルと付くカクテルのご紹介です❗️

〜コロニアルクーラー colonial cooler〜
⚫️レシピ
・ジン45ml
・スイートベルモット45ml
・グランマルニエ5ml
・アメールピコン5ml
・アンゴスチュラビターズ1dash
・炭酸 適量
→グラス内で氷とともに混ぜる。

コロニアルとは植民地や植民地時代風の意味です。
日本ではこのカクテルはあまり知られていませんが、海外のサイトを見てみるとよく出てきます。

コロニアルクーラーはアメリカの作家「チャールズHベイカー」さんの「紳士の仲間(1939年発行)」という本に書かれたのがきっかけで知られるようになりました。

ベイカーさんは料理やカクテルの事を書いた本を多く出版しています。

1920年代中頃ベイカーさんは、世界一周の旅行に出ていました。
ですが乗っていた船がエンジントラブルになり、救命ボートで脱出します。
その後、救命ボートはイギリスの北ボルネオ会社の船により救出され、ボルネオにたどり着きます。
ボルネオなんとか落ち着こうと、最初に入ったのが「サンダカンクラブ」です。
このお店で、傷心気味のベイカーさんに出されたのが「コロニアルクーラー」だったそうです。

この当時ボルネオ島はイギリスの領地になっていました。
ですので「コロニアルクーラー」という名前がついたのだと思われます。

上記のレシピが元々のレシピですが、今ではアメールピコンを抜いたり、レモンを加えたり、グランマルニエではなく、ホワイトキュラソーに変えているレシピも多く見られます。

味わいは飲みやすくコーラの様なカクテルですのでぜひお楽しみくださいませ。

それでは今晩も良いお酒を。
緊急事態宣言に伴い17:00〜20:00の営業となります。
何卒ご了承ください。